内容説明
因幡の白兎や八俣の大蛇の神話が、単なるお伽話であるはずがない。そんな疑問符から出発して十余年。藤村由加は長い共同研究の成果をここにリリースした。「易」のメタファーで埋め尽された古事記の真意とは。
目次
第1章 新しい物語の創成へ
第2章 いなばのしろうさぎ
第3章 やまたのおろち
第4章 再生復活の力
第5章 四つの試練
第6章 大国主神と三人の女
第7章 小人の神様
第8章 国譲りへの道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seichan
5
古事記の解読に吉野裕子の五行論(易とか)とか援用してて、けっこう面白い。因幡の白兎を埴土(ハニツチ)とかと絡めて解釈してたりするのも「ほほぅ」という感じ。 つか、この本の解釈が当を得たものかどうかは別として、古事記は「おはなし」であってノンフィクションではないので、寓意がたくさん含まれていて当然だと思う。 千年以上前の人の思考ロジックを現代と同様にみなす読みのほうが了見が狭いように思える。2019/09/15
カムナビ
0
ちょっと無理やり感は否めないが、易を少し勉強し始めたので楽しい。2016/11/26
讃壽鐵朗
0
トンデモ本である