内容説明
ゴダール、ヴェンダース、パゾリーニ、ストローブ=ユイレ。映像表現と現代文化の最前線をスクリーンの光に発見するテクストと対話。
目次
奇蹟の映画(奇蹟の映画―ヴェンダース『ベルリン・天使の詩』を見る)
映画の奇蹟(映画の終わり、映画の始まり;孤独の力;ゴダールを語る1―松浦寿輝との対話;ゴダールを語る2―松浦寿輝との対話;ゴダールを語る3―蓮実重彦との対話)
唯物論(ストローブ=ユイレを導入する)
政治(パレスチナから遠く離れて―鵜飼哲との対話)
墓碑(パゾリーニ・ルネサンス―四方田犬彦との対話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霧
3
ゴダールのところメインに。今と言われていることはあまり変わらないと実感。2016/08/29
TOMYTOMY
2
ほとんどが浅田さんのゴダール論。ユイレとの比較が中々面白い。 歴史と政治に哲学者らしい接続が行われている一冊。 そしてこの本から20年経とうとしているが、ゴダールは相変わらず・・「イメージの本」2019/03/07
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2
「実際、予告編のほうが本編よりはるかにテンションが高いことは、一般的に言っても珍しくない。とすれば、なぜ、本編のしばしば退屈な物語の持続に身をゆだねるよりも、予告編の連続を選ぼうとしないのか。そして、まさしく全編にわたって予告編が圧倒的なテンションを維持しながら連鎖してゆくのがゴダールの映画なのであり、だからこそそれは誰が見てもあれほどおもしろいのだ」(37ページ)2017/05/02
hsm
0
ゴダール、ストローヴ=ユイエの章のみ読了。2009/12/15
ナポレオン井上
0
浅田彰のゴダール、パゾリーニ、ストローブ・ユイレ論など。とてもわかりやすく、現代思想への入門としても良い。2023/02/25