出版社内容情報
★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店経理部・奥平 亨
こういう私的な回顧ものを読むと、その人の成り立ち=ネタ元がよくわかる。宗教学専攻でソウル留学経験があり、サイードの翻訳もしているけれど、今は映画史を生業としているヘンな大学教授はこうして生れた!68年はよく言われるように「革命の年」だ。同時に構造主義も原将人の自主映画も寺山修司の演劇もマンガ雑誌ガロも全部リアルタイムだった。ものすごく分厚い時代だった。僕たちが50歳になる10数年後、高校生だった80年代後半をどのように回顧できるだろうか?
内容説明
ビートルズも、三島由紀夫も、毛沢東も、まだ生きていた。1968年、15歳の少年は、ジャズと漫画と詩を求めて新宿へ向かった。反体制運動と若者文化は彼にどんな洗礼を浴びせたか?話題沸騰の批評的自伝。
目次
第1章 1968.4
第2章 1968.7‐12
第3章 1969.1‐7
第4章 1969.5‐11
第5章 1969.12.8‐1970.1
第6章 1970.2‐1971.3
第7章 1971.4‐1972.3
エピローグ 十八歳と五十歳の四方田犬彦の対話
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、西宮に生まれる。東京教育大学農学部附属中学、高校を経て、東京大学文学部で宗教学を、大学院で比較文学を学ぶ。現在は明治学院大学教授として映画史の教鞭をとりつつ、映画、文学、漫画、都市論といった領域で幅広い批評活動を続けている。『月島物語』(集英社文庫)で斎藤緑雨文学賞を、『映画史への招待』(岩波書店)でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』(新潮社)で伊藤整文学賞を受けた
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感想・レビュー
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takao
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