出版社内容情報
幸福とか安心より、「不思議」に焦点をあわせると、人生が楽になる。夫婦。仕事。老い。病気。死。生きることの豊かさをつづる、心に響くエッセイ42篇。
内容説明
幸福や安心より「不思議」を見つめて生きると人生は味わい深くなる。とりわけ、年をとれば…。こころに響く珠玉のエッセイ集。
目次
差し向かいのとき(「まさか」という坂;差し向かいの孤独 ほか)
遠いが花の香(花よりもなほ上の事;剥落の月光菩薩 ほか)
神は細部に宿る(時間を深く生きる;旅はまだ終わらない ほか)
桜の樹の下には(私の死亡記事;髪の埋葬 ほか)
著者等紹介
立川昭二[タツカワショウジ]
1927年生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業。北里大学名誉教授。歴史家。とくに文化史・心性史の視座から生老病死を追究。1980年『歴史紀行・死の風景』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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