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花降る日

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103617037
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0071

内容説明

夭折した画家の素顔と孤独。双子みたいに生きた妻の回想と拙くとも必死に悩んだ利夫の初々しい青春日記。

目次

私にとっての有元利夫(日記帳;手紙;アトリエにて;谷中;木彫;本;我が家;額縁)
作品・立体(書;音楽;文房具;花火;四阪島)
作品・素描
有元利夫日記帳から―一九六二‐七六

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

52
旅先のカフェの棚より。有元利夫さんの作品は、ほとんど偶然に出会う。旅先のホテルに展示されているリトグラフ。ぶらりと寄った美術館での作品展。この本で、有元さんの人となりに触れることが出来ました。旅の出会いに感謝。2022/08/24

tom

18
少し前に有元利夫を取り上げたNHK番組を見た。以後、有元利夫をマーキングしていての再読。この本は、彼の死後、奥さんの容子さんが有元との出会いや日常、荷物を整理して見つけた若いときの日記などを材料にして書いたもの。末尾に彼の日記の原文が収録されていて、これが面白い。東京芸大に4浪して入学、その後の様子を垣間見ることができる。欲しいなあ有元の作品。彼の赤色を使ったエッチングの作品を壁に飾って毎日ぼんやり眺めることができたら、結構幸せになれるのにと・・・。手を出すには、ちょっとお高いのよね(笑)。2025/10/29

tom

12
有本利夫は、とても好きだった画家。ずいぶん以前に、香川県の坂出市まで展覧会を見に行ったことがある。今にして思えば、坂出市なんぞでどうして展覧会があったのか不思議でならない。有本さんは、まだマイナーな作家だったのかしら。以来、有本利夫のファンなのだけど、あのころなら、有本さんの作品を手に入れていたら(あの頃なら、きっと安かったはず)、さぞかし良い気分で愛で続けていたに違いないと、ときどき残念無念な気持ちになってしまうのです(笑)。2016/03/28

yama

1
とある本にこの方のご自宅が載っていて、それがとても魅力的だった。検索してこの本を借り、読んでみた。奥様の文章とご本人の日記。あと、素敵な作品たちもたくさん載っている。もったいないなぁ、すごい才能なのになぁ、って思う。本当に惜しい。2022/07/21

まこと

1
巻末の日記が衝撃的でした。焦ったり悔しがったりといった俗な心の葛藤は見て取れるのですが、苦悩の時期でも焦りに押しつぶされずひた向きに絵と向き合っている姿は、すごいなと感じました。有元利夫は心に余裕を持つ天才かな、と思いました。彼は無駄にじたばたせず、有効にじたばたしてます。2012/12/28

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