内容説明
精神の文明開化こそ先決と、“四民平均の理”を説き、日本に自由思想をもたらした彼が、なぜ政治家として大成し得なかったか?その生涯を描く。
目次
1章 四民平均の理
2章 土佐勤王党―退助と竜馬
3章 悲劇の英雄
4章 自由民権の芽生え
5章 西郷は負けるぞ
6章 自由は死せず
7章 疑惑
8章 民衆の力(福島自由党事件;越後高度事件;群馬事件、加波山事件;秩父困民党事件)
9章 破れた夢
10章 雲の上へ
11章 東京追放
12章 民党勝つ
13章 あらし
14章 袞竜の袖
15章 追いつめられた政府
16章 朝鮮の改革
17章 呉越同舟
18章 自由党死す
19章 人間板垣退助