出版社内容情報
喋る穴熊、狸、猪、天狗に神様まで! 平凡な公務員ひらりに訪れた試練とは。就職を機に母の実家で一人暮らしを始めたひらり。ある日、母の家系は代々、天狗に願掛けをする特殊な役割を負った家だと知る。祖父母も母も既に亡く、ピンと来ていなかったひらりだが、穴熊の夜三郎や天狗の飯野など、不思議な生き物と交流するうちに、役割を自覚するようになる。そんな中、豊穂市を大きな台風が襲い――!
【目次】
内容説明
喋るアナグマ、狸、コノハズクに猪、おまけに天狗に神様まで!!平凡な公務員ひらりに訪れた試練とは?就職を機に母の実家で一人暮らしを始めたひらり。ある日、母の家系が代々、天狗に願掛けをする役割を負った家だと知る。ピンと来なかったひらりだが、アナグマの夜三郎や天狗の飯野など、不思議な生き物と交流するうちに、役目を自覚するようになる。そんな中、彼女たちが住む豊穂市を大きな台風が襲い―!「日本ファンタジーノベル大賞2025」大賞受賞作。
著者等紹介
明里桜良[アカリサクラ]
1985年、愛知県生まれ。初めて書いた小説『ひらりと天狗 神棲まう里の物語』で、「日本ファンタジーノベル大賞2025」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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信兵衛
17
数多く怪異や神様が登場するといえば、畠中恵“しゃばけ”が思い浮かびますが、同作ではやはり特殊な世界に接しているという印象。それに対して本作では、日常生活の中でごく普通に怪異たちと接している雰囲気がすこぶる良い。2025/07/15
toshi
9
市役所に就職した大月ひらりの物語。 設定が良くできているので、もう物語の面白さは保証されている。 どこかで読んだことのあるようなことを集めたような感じもするけれど、これだけで終わるのは勿体ないから続編も。。2025/07/13
Hanna
6
「日本ファンタジーノベル大賞2025」大賞受賞作ということで手に取ってみた。これからどんどんお話が展開されていく予感。2025/07/30
おさと
4
大賞?っぽくはないけど。雰囲気は好き。言葉が名古屋っぽいなぁと思ったら愛知県ご出身とのこと。続きもありそう。2025/07/17
mabel
1
日本ファンタジーノベル大賞、2025受賞作。久しぶりだなぁ。審査員は恩田陸、森見登美彦、ヤマザキマリだそうな。読みやすい、違和感から読書が止まることもない(ファンタジーには重要)、誰も傷つかない、優しい物語でした。2025/08/01
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- 和書
- 新師弟物語 岩波現代文庫