内容説明
〈父を斬れ…〉。祖父の謎めいた遺言を受け、旅に出た景一郎に、次々と剣客が襲いかかる。必殺剣法「日向流」を体得した景一郎は、けだものの如き非情な行為をくり返し、敵を倒すが、次第に剣の魔力に溺れてしまうのだった。父との運命の対決が迫るなかで揺れ動く若き侍の心。歴史小説の新しい地平を切り拓いた著者が挑む、衝撃の剣豪ハードボイルド。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつけん
2
北方謙三の日向景一郎シリーズは、常に緊張感が漂う、まさに剣豪小説の最高峰なのだろうと思いますが、私の好みでいうと、やっぱりスケール感のある中国歴史小説です。2012/03/20
Picklyer
0
7割くらいは女を抱いてる2010/07/18
Chika
0
強くなるにつれて「人間」から「けだもの」へと姿を変えていく景一郎。ワイルドです。時代物だけれどハードボイルドな世界。2003/07/18
つる茶
0
数年前読んだが、今回シリーズ全作読むため再読。うっすらと憶えていたつもりだったが、どんどん引き込まれて一気読み。流石の迫力、暴力的かつグロテスク、エロティック。江戸時代ってこんなに死体がゴロゴロ転がってるの?つていうくらい無茶苦茶。でもさすがの北方節、テンポのよさは一級品です。ところで薩摩藩と加賀藩はそんなに仲良かった?2025/03/13
sasa✾
0
★★★★2020/12/03