ブラック郵便局

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103561514
  • NDC分類 693.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

関係者1000人以上の「叫び」を基に歪んだ巨大組織の実態に迫る驚愕ルポ。街中を駆け回る配達員、高齢者の話に耳を傾け寄り添うかんぽの営業マン……。市民のために働いてきた局員とその家族が、疲弊しきっている。異常すぎるノルマ、手段を選ばない保険勧誘、部下を追い詰める幹部たち。そして、既得権保持を狙う政治との癒着――。窓口の向こう側に広がる絶望に光を当てる執念の調査報道。

内容説明

毎日、街中を駆け回る配達員、高齢者の話に耳を傾け寄り添うかんぽの営業マン…市民のために働いてきた局員たちとその家族が、疲弊しきっている。異常すぎるノルマ、手段を選ばない勧誘、部下を追い詰める幹部たち…。そして、既得権保持を狙う政治との癒着―。パワハラ、自爆営業、自死―関係者1000人以上の「叫び」を基に歪んだ巨大組織の実態にせまる驚愕ノンフィクション。

目次

第一章 高齢者を喰い物に
第二章 “自爆”を強いられる局員たち
第三章 局長会という闇
第四章 内部通報者は脅された
第五章 選挙に溶けた8億円
第六章 沈黙だけが残った

著者等紹介

宮崎拓朗[ミヤザキタクロウ]
1980年生まれ。福岡県福岡市出身。京都大学総合人間学部卒。西日本新聞社北九州本社編集部デスク。2005年、西日本新聞社入社。長崎総局、社会部、東京支社報道部を経て、2018年に社会部遊軍に配属され日本郵政グループを巡る取材、報道を始める。「かんぽ生命不正販売問題を巡るキャンペーン報道」で第20回早稲田ジャーナリズム大賞、「全国郵便局長会による会社経費政治流用のスクープと関連報道」で第3回ジャーナリズムXアワードのZ賞、第3回調査報道大賞の優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

117
本書の前半で、詐欺紛いの保険勧誘、無理なノルマと自爆営業の実態や、それらに真摯に対応しない企業体質を見せつけられても、これは官が民営化する際の一時的な混乱の一つかとも思ったが(それにしても「これほど酷い」のは正直な驚きだが…)、後半で、旧・特定郵便局の既得権益を堅持する「局長会」の存在を知るに及んで、問題の根の深さにゾッとする。治外法権的に人事を壟断し、会社はそれを黙認。「局長会は、日本郵政の組織内に巣食う宿痾」との形容に納得する。その局長会が選挙運動の母体として現政権を支えている現実に、闇の深さを思う。2025/03/31

kinkin

105
郵便配達のバイクを見かけるのだが、結構荒い運転が多くて、急にUターンしたり、交差点の角で止まったりしている。これも日々の配達ノルマがきついということなのかも。実は私は2年くらい局内の仕分けのバイトしていたが、配達の方はパワハラと言わずとも体育会的な状態だ。そして部長やその下の方は、一日座ったきり。非正規や請負のゆうパック運転手も疲弊しているのは確か。保険や郵貯のことはあまりわからないが、今でもノルマはきついのだろう。配達時間や扱いするものの多様さも影響しているのかな。郵便局、みなさん大変だ。図書館本2025/03/01

fwhd8325

83
全国どこにでも同じ料金で送ることができる、郵便システムは素晴らしいと思っています。民営化でもそれを維持してくれていることはありがたいことです。民営化といっても、競合ができるわけでなく、むしろ、保険事業にしても、民間ではあたりまえのように過酷なノルマに縛られているだろうし、それを達成するための指導も厳しいだろう。政治との癒着もここまでなのかと驚いている。民営化の弊害がこうしたことに現れている。今更、元に戻すことはできない。とても怖い世界の話。2025/07/20

nonpono

78
メルカリで商いをしていると昔より普通郵便が時間がかかることに驚く。金券屋に年末に行くと売られる年賀状の束に驚く。大人になるにつれてこれが噂の「自爆営業」かとわかってくる。かんぽの不正契約の事件は新聞で読んだことはあるが、ノルマの厳しさゆえか。パワハラ、吊し上げ、名産品フェア、クリスマスケーキなどのノルマのきつさ。配達も時短化を目指すからたまに大量に配達放棄した郵便物が事件になる。そしてパワハラの末の自殺。働くビルから飛び降りるなんてどこまで人を追い詰めるのか。うすら寒くなるブラック郵便局のルポタージュだ。2025/05/03

姉勤

43
盗人にも三分の理というが、完全悪として描かれている。文章に「!」が多用され、人の死や子供の悲哀を扇情的な文章に誘導され生まれた悲劇を経験し、忘れていなければ眉に唾をつけざるを得ない。本書の諸問題が瑣末というつもりはないが、木は森に隠せとの格言通りここで綴られていない日本郵政の株主に全く触れていないのも、ここまで感度の高い新聞記者が敢えて外しているのは、本当に国民の利益になる告発なのかという奸智への処方箋はあったほうがいい。2025/06/26

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