編めば編むほどわたしはわたしになっていった

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編めば編むほどわたしはわたしになっていった

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103547815
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ずっと息苦しさを感じていた少女が、ニットの世界に居場所を見つけるまで。「書く」ことは「編む」ことと似ている──。学校になじめなかった自分と父との関係、おもしろいことが大好きだった母、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋。傷つきながらも一歩ずつ進み、ニットデザイナーとなった著者。その半生を追ううちに、読者それぞれの「あの頃」が蘇る極上のエッセイ集。


三國 万里子[ミクニ マリコ]
著・文・その他







内容説明

「書く」ことは「編む」ことと似ている―。学校になじめなかった自分と父との関係、人生の道標となった叔父のこと、アルバイト先で出会った夫との恋、不安と喜びに満ちた子育ての日々。ずっと息苦しさを感じていた少女は、いかにして編みものの世界に自分の居場所を見つけたのか?読者それぞれの「あの頃」がよみがえる、宝石のような29編。

目次

三國さん
腕時計
編みものこもの
たい焼き


ひろしおじ
魔法使いごっこ
たけばば
昼寝
人形遊び
ペーパードライバー
たけじじ
佐藤くん
早退癖
うさろうさん
キャンプ
妹と銀座
ヨソジイ
23歳
ナメクジ
風邪ひきとDS

ままごと
編みもの作家
キダケ採り

不幸の手紙
小さいセーターを編む話

著者等紹介

三國万里子[ミクニマリコ]
1971年新潟県生まれ。3歳で祖母より編みものの手ほどきを受け、長じて多くの洋書から世界のニットの歴史とテクニックを学ぶ。「気仙沼ニッティング」及び「Miknits」デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

140
ニットデザイナーの三國万里子さん。私は編み物など全くの門外漢だが、糸井重里さんの「ほぼ日」と高橋源一郎さんの「飛ぶ教室」でこれだけ絶賛されるのだから、読まない訳にはいかない。心に染みるとてもいいエッセイだった。対人関係で苦労をした幼少期の思い出から現在に繋がる半生が描かれる。祖父母の温かさ、父との微かな軋轢、妹との微妙な関係、夫、息子たちとの日常などの中に、小さな優しさが潜んでいる。三國さんは「私にとって「書く」ことは「編む」ことと似ている」と言う。一つ一つの言葉が大切に扱われた文章は素敵な編み物である。2023/03/02

buchipanda3

110
ニットデザイナーの三國さんの初エッセイ集。ごくふつうなようで、でもどこかユニークな感じがあり、そしてそれを自分のものとして大切にしている、文章を読んでいてそんな風に思った。その感覚が良いなあというか、肩の力を抜いてくれる。著者の人となりを浮き上がらせるのは家族たちとのやり取り。中でも母親とたけばば(祖母)の影響は大きいんじゃないかなと。のほほんとした強さみたいなものとして。さらりと書いているが悩ましい日々も結構あったようで、今の自分があるのはそれらを経たからと言っているようなしなやかな強さも感じられた。2022/10/19

ちゃちゃ

107
「編むこと」との出会いが「世界」の扉を開ける。学校に馴染めず息苦しかった少女時代。人生に目的を見いだせず大卒後もアルバイト暮らし。結婚して子育てで奮闘する日々。そんな時、好きな手仕事で作った小さな作品が売れた。自分を求めてくれる人が存在する高揚感…。本書はニットデザイナー三國さんが綴った自伝的エッセイ。彼女の編み物に見られる繊細でやわらかなセンスは、そのまま彼女が紡ぐ言葉に重なる。ひとつの仕事と真摯に向き合うことが、彼女のアイデンティティを確かなものに編み上げてゆく。とても素敵な読み心地のエッセイだ。2023/03/15

しいたけ

76
静謐な空気に包まれて読んだ。エッセイでこんなに染み込む文章を読めるなんて。幸せはドラマチックで感極まる出来事の先にあるのではなく、ひと目ひと目編み進む暮らしのひとコマにあるのだと気づかされる。幼い日々の記憶と、そこから繋がる静かな愛情に包まれる日々。とても良かった。2023/10/30

とよぽん

70
この本と三國万里子さん、高橋源一郎さんのラジオ番組で紹介されたのを聞いて知った。三國さんは、紆余曲折あって今ここにいる自分を、とても丁寧に書き紡いでいらっしゃる。本職はニットデザイナーというか、ニットクリエイターでも、文章の書き手としても素晴らしい。読む者を引きつけて放さないすごい力を感じる。息子さんがインフルエンザになったときの文章にウルウルした。他にも、息子さんとの関わりが書かれているところや山奥の温泉で5か月間働いていたころの文章が特に面白かった。2023/02/19

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