祝婚

祝婚

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784103546023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1日生きれば1日は余禄―病と20年間闘い続けた著者が静謐な文章に映し出す生と死のあわい…。川端賞受賞作「祝婚」他5篇を収める感銘深い短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

24
集中「たまもの」、自宅でラジオ向けの談話を収録するとして、読み上げる原稿がそのまま小説として提示される、少しく不思議な枠物語の風合い。 アキレスと亀のごとく、死への時間を無限に縮めたとしても、死には追いつけない、死に触れたときには自分はなくなっているのだから、と。 無名の詩人、尼崎安四のことを、詩作を多く引いて綴った「詩人」も、とても良い。2017/10/24

織沢

2
まず装幀が良い。最高である。これを古本屋で百円で買えたのは人生の楔の一つなのではないかと思わせる装幀だ。 では中身はどうか。中身も勿論良い。滋味溢れる作品が好きな性分だからかツボを抑えられたような短篇群である。『故山』などは存命で認知症の曾祖母を思い出させ、『「月光」ほか』はクラシックに纏わる思い出話が展開されていくがベートーヴェンのピアノソナタ「月光」に関する描写?は聴きながら読むと曲をなぞるようだった。 特に良いのが表題作『祝婚』で、これは川端賞作品でもある。詩歌と京都と桜とが染みる。2020/04/10

takj

0
私小説?ハイカラな生活が伺える。 「詩」言葉・漢字が所々難しい。 情景が凝り固まってイメージできない。 もっと勉強しなくてはと感じました 2018/10/23

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