沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う

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沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103541912
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

恋人や家族が戯れる海の底で沈没船を探すロマンチスト。それが水中考古学者だ。今日は地中海、明日はドブ川。激アツの発掘デイズ。

内容説明

英語力ゼロなのに単身渡米、ハンバーガーすら注文できず心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者に。その発掘現場は驚きと発見の連続だった!イタリアに行けば、指先さえも見えない視界不良のドブ川で超レア古代船を掘り出し、ギリシャの離島で命を危険にさらし水深60mで沈没船の記録作業、コスタリカでは地元で「海賊船」と噂される船の正体を推理…そして判明した正体とは!?最新技術を武器に、世界の海でフィールドワーク中!

目次

第1章 人類は農耕民となる前から船乗りだった
第2章 発掘現場には恋とカオスがつきものだ
第3章 TOEFL「読解1点」でも学者への道は拓ける
第4章 エーゲ海から「臭いお宝」を引き上げる
第5章 そこに船がある限り、学者はドブ川にも潜る
第6章 沈没船探偵、カリブ海に眠る船の正体を推理する
第7章 バハマのリゾートでコロンブスの影を探せ
第8章 ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う

著者等紹介

山舩晃太郎[ヤマフネコウタロウ]
1984年3月生まれ。2006年法政大学文学部卒業。テキサスA&M大学大学院文化人類学科船舶考古学専攻(2012年修士号、2016年博士号取得)。船舶考古学博士。合同会社アパラティス代表社員。テキサスA&M大沈没船復元再構築研究室研究員。西洋船(古代・中世・近代)を主たる研究対象とする考古学と歴史学の他、水中文化遺産の3次元測量と沈没船の復元構築が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
沈没船博士、水中考古学者として世界中の海に潜るまで10年かかった。法政大学まで野球漬けで、英語も一切話せなかったのに憧れだけでテキサスA&M大学に行き、教授の授業で一言も聞き取れない状況から、フォトグラメトリを使用した方法論に関する論文で助手となり、今は共同研究者として世界中を飛び回る。「君が誰よりも楽しそうに仕事をしているから、見ていてこっちまで楽しくなる」と言われるのは「少ない給料で働いてる」でなく「無料で海外旅行をしつつ、さらに小遣いも貰っている」と考えるから。ロマンと根性と人の好さが溢れ出ている。2021/08/13

さつき

83
水中考古学者の著者が何故その道を選んだか。野球漬けだった青春時代や全く英語が話せない状態でアメリカへ留学したチャレンジ精神など目を見張らされるエピソード満載でした。地中海やカリブ海、ミクロネシアなど世界各地で特定の機関には属さず沈没船を調査するなんて、すごいバイタリティだと思います。冒頭で世界中には少なく見積もっても「水中文化遺跡となる沈没船」が300万隻は沈んでいるとの記述には単純にびっくり!まるで知らない世界を垣間見られたようで新鮮でした。2021/09/29

美紀ちゃん

79
プロ野球選手を目指していた著者は歴史小説など読書好きで、昔の脳?酸素が存在せず水温も一定で腐敗せずに保存されていたことを本で目にした。衝撃的すぎて水中考古学に興味を持つ。水中探査機の進歩やスキューバダイビングなどの浸透に伴い沢山の沈没船が見つかっている。沈没船復元再構築のフォトグラメトリを使ったデジタル3Dモデルの作成。画期的らしい。「バッタを倒しに」みたいなノリがある本。作者の水中考古学が大好き楽しい!という気持ちが伝わってくる。コロンブスのキャラベル船、戦争遺跡のゼロ戦、ワクワクした。2021/09/18

yamatoshiuruhashi

57
2022年1冊目。水中考古学者として活躍する著者の自伝と活動報告エッセイ。甲子園を目指す高校球児が手術のために挫折。それでも大学では野球漬けで法政大学野球部に所属するがバッティングピッチャーとして選手生活を送る。おそらくその間に養われた気力、精神力がそのごの人生を支えたのだろう。惨憺たる英語力を乗り越え世界的な水中考古学者となるのだが、そこまでの話だけでなく、実際の調査の話も軽妙洒脱な文章ながら本質をよく理解させてくれる内容である。水中考古学とは、水中にあるだけで、考古学であると言うことに改めて納得。2022/01/02

マリリン

54
表題も内容も好奇心を煽る。やりたい事との出会いはこういうものか。辿り着けたのは揺らぎと閃きと掴める感性か。著者の積み重ねた経歴(本職以外の事も含め)が活かされた言葉から沈没船愛が伝わってくる。社会の中で自身の役割を見極めた柔軟な感性が素晴らしい。調査や研究の日々を楽しんでいる姿も。生活の糧は必要だけどそれに重きを置かない仕事の選択。生き方が好き。海が青いのはそうだったのかと感動し、名前に似つかぬステラ川での作業に驚嘆し、ミクロネシアで出会ったゼロ戦に纏わる話は心に沁みた。歴史の謎を追う姿に惹かれる。2022/03/19

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