拳の声が聞こえるか

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拳の声が聞こえるか

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103541325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

汗みどろで、血達磨になって、やっと拳(おもい)が伝わったんだ。 言葉は喉の奥でつっかえ、想いは胸の底で燻る。東京の片隅で、影のように生きる青年・五十嵐遼馬。その人生を変えたのは、ボクシングだった。寡黙な青年は拳を交わし、生きた会話の喜びに目覚めていく。やがて立ちはだかるのは、悪霊に憑かれた異国のチャンプ--これぞ王道の灼熱、青春小説の名手がブッ放す魂の拳闘小説!


【目次】

内容説明

これぞ王道の灼熱。青春小説の名手が全身全霊でブッ放す、魂の拳闘小説!言葉は喉の奥でつっかえ、想いは胸の底で燻る。東京の片隅で、影のように生きる青年・五十嵐遼馬。彼の人生を変えたのは、ボクシングだった。寡黙な青年は拳を交わし、生きた会話の喜びに目覚めていく。やがて立ちはだかるのは、悪霊に憑かれた異国のチャンプ―

著者等紹介

岩井圭也[イワイケイヤ]
1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年、『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー。『最後の鑑定人』『楽園の犬』が日本推理作家協会賞候補、『汽水域』が大藪春彦賞候補、『完全なる白銀』が山本周五郎賞候補、『われは熊楠』が直木賞候補に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

195
岩井 圭也は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、異色のボクシング成長譚、続編もありそうなエンディングでした。ボクシングが対話だとは思いませんでした🥊🥊🥊 https://www.shinchosha.co.jp/book/354132/2026/05/02

hiace9000

122
驚異のジャンル越境作家・岩井さん。今作はリングを舞台に「拳」を語るスポーツ人間ドラマ。五十嵐遼馬は場面緘黙症で幼い頃から人と会話ができない孤独な青年。仕事帰りに見た須郷ボクシングジムの熱気に惹き寄せられ、そのまま入会することに。トレーナー・高矢の「話せなくてもボクシングはできる」の言葉を支えに、孤独を埋めるようにジムに通う遼馬。リングでの駆け引きを通して彼の中で何かが変わり始める―。自らの思いを拳で主張する喜びに目覚めていくボクサーの性と業を、眩暈を起こすような歓声と暴力の熱狂が渦巻く灼熱の筆致で描く。2026/04/22

となりのトウシロウ

104
話せなくても、ボクシングはできるからーこの言葉に導かれてボクシングを始めた五十嵐遼馬。話そうとすると言葉が詰まってしまいうまく喋れない。それが理由で学校にも職場にも馴染めずずっと一人。そんな遼馬がボクシングに出会った事が人生の転機になる。愚直でひたむきにボクシングに向き合い己の存在を証明する。拳を通した真剣な対話は読む人の心を揺さぶって熱くしてくれる。リングの上の熱い闘い、細やかな心理描写や駆け引き、流れる血と汗、魂のボクシング小説です。2026/05/05

はにこ

97
読書メーターで見かけた本。正直、ボクシングに興味無かったのだが、楽しめた。会話が苦手な遼馬がボクシングに熱中していくお話。ボクシングで食べていくって相当難しそうだね。命懸けのスポーツなのは分かっていたけど、試合の描写を読んでいたらとてもじゃないけど、観戦できそうにない。もう1人の主人公ともいえる、サクチャイとの死力を尽くした決戦、格好良かった。2026/05/26

ナミのママ

94
人前でうまくしゃべることができず孤独、透明人間のように生きてきた遼馬の人生はボクシングで変わった。毎回楽しみな岩井圭也さんの新刊、今回はボクシングがテーマ。上京して、派遣で生活を支えていた遼馬は、ふと足を止めて覗いたボクシングジムに惹かれていく。会話はできず経験もない、それでも連日通う遼馬の日々が少しずつ変わっていく。決して花々しく上り詰めていくわけではないが、1試合ごとに生きる実感が感じられてくる。試合のシーンでは怪我の痛みと恐怖心とが伝わり、思わず目を閉じてしまった。心が温かくなるラストも良かった。 2026/03/28

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