内容説明
父さん、僕は、よい息子だったでしょうか?北杜夫、檀ふみ、所ジョージ、小林亜星、瀬戸内寂聴らが明かす37通りの「親子の形」。
目次
孝行をしたい時には…
忘れられないひと言
あの親父にしかできなかった教育
酒を飲む姿が似てきた
無言の遺言
あなたの子どもでよかった
父よ、あなたは男だった
死してその大きさを知る
全てを受け止めてくれた唯一の人
近いのに遠い存在〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅん
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両親があまりにも強烈な生き方をされているので、子どもは大変だったことが伝わってきます。戦前戦中をたくましく生きてきていますから、最近のパパママとは全く異質のものでしょう。総じて言えるのは、子どものん未来については干渉しないという姿勢がありましたね。きっと自分たちも押し通してきたからしょうが。文字制限があるなかたくさんの思い出を盛り込みたいからか、文章的には中途半端になったのが多かった気がしました。娘たちが大きくなって自分たちのことをどのように回想するかは興味がありますが…2012/07/29
tyaahann
0
今なら結婚できなかったのではと思うほどの凄い親たちの話が次々と出てきて驚いた。スパルタというにはあまりにも強すぎる今で言うDVが当たり前のように出てくる。それを乗り越えてそこからでも何かを得て大人になってきた子ども達の逞しさにも感嘆した。もちろん優しい大人も出てくるが、今のどうしても比較してしまう強い印象の大人に引きずられてしまった。2025/04/11