出版社内容情報
迫害や貧困のため故国を捨てた人々は、なぜ命懸けで「その壁」を目指すのか? ボーン・上田国際記者賞受賞の骨太ルポルタージュ。
内容説明
そこでは子どもが、妊婦が、故国を追われた人々が、息絶えてゆく。私たちが知らない、この世界の現実。米・メキシコ国境3200キロに向かう移民の命懸けの旅と、その源流を追う。2019年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞の迫真ルポルタージュ。
目次
第1章 トランプの壁―アメリカ・サンディエゴ
第2章 砂漠と川の攻防―メキシコ・ノガレス
第3章 「野獣」という名の列車―メキシコ・ラパトロナ
第4章 殺人率世界最悪の国―エルサルバドル・サンサルバドル
第5章 エクソダス―ホンジュラス・サンペドロスーラ
第6章 ダリエンギャップ―コロンビア・カプルガナ
著者等紹介
村山祐介[ムラヤマユウスケ]
ジャーナリスト。1971年、東京都生まれ。立教大学法学部卒。1995年、三菱商事株式会社入社。2001年、朝日新聞社入社。09年からワシントン特派員として米政権の外交・安全保障、12年からドバイ支局長として中東情勢を取材し、国内では経済産業省や外務省、首相官邸など政権取材を主に担当した。GLOBE編集部員、東京本社経済部次長(国際経済担当デスク)などを経て20年3月に退社。米国に向かう移民の取材で、18年の第34回ATP賞テレビグランプリのドキュメンタリー部門奨励賞、19年度のボーン・上田記念国際記者賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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