出版社内容情報
長い人生、ひと休みしたって大丈夫。道はどこまでも続いてる。13歳でちばてつや賞を受賞後、波乱の人生を送る著者のエッセイ漫画。
内容説明
『みちくさ日記』で注目を浴びた著者、5年ぶりの新刊!いつだって、人生はうまく行かないことだらけ。病気のために一度は諦めた漫画の道を再び歩き出す―はずだった。だけど、すぐにスランプに陥って大ピンチ!どんな時も下北沢の街の人々は温かくて…。心が疲れた時に染みる、泣き笑いエッセイ漫画。
著者等紹介
道草晴子[ミチクサハルコ]
13歳でちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞を受賞するが、14歳で精神科病院に入院。山あり谷ありな半生を綴った『みちくさ日記』を2015年に刊行し、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
54
以前この作者の『道草日記』を読んで衝撃を受けたが、本書はその続編であり、『道草日記』誕生秘話でもある。十代でちばてつや賞を受賞してから、精神的な発病をした道草晴子。学童保育のバイトを始めるくだりは前作の良いシーンだったが、そのバイトもやめてしまう。迷いの中で、もう一度漫画を描き始める。編集者さんが良い人。そして驚いたのが、道草晴子も坂口恭平の「いのっちの電話」に救われているのだ。坂口恭平のTwitterで、道草晴子の写真を見た。笑顔のかわいい女性であった。ちばてつやもいい人。愛を沢山貰って復活したのだ。2020/11/28
akihiko810/アカウント移行中
24
年少期に精神病院に長期入院し、「障がい者」として波乱の人生を送ってきた半生記を綴った「みちくさ日記」の続編エッセイマンガ。印象度A 本書は「みちくさ日記」の作業時期と、出版後にスランプになり鬱になった様が描かれている。しかし、下北沢での様々な人の出会いと励ましによって復活する。 著者には「辛いことがあってもよく漫画を続けていてくれた!」とまずは感謝したい。本書を読むと、どれだけ不器用でも前を向いて生きられるようになる。素晴らしい作品 2023/03/29
くさてる
19
常に迷って、困って、まっすぐいかず、それでも自分の人生を支えて生きようとしている。そんな著者のぐるぐると迷う足取りをそのまま具現化したような絵に戸惑う人もいるかもしれない。でも、これが読み始めるととてもしっくりくるし、うるさくないのです。「自分の人生を生きる」って何だろう。考えたことがある人におすすめです。2021/03/13
オレンジメイツ
7
ほんとうに大切なことは人との関わりの中にしかなかったって気付いた晴子さん。「みちくさ」や「よりみち」しても大丈夫って漫画にしてもらえてよかった。2020/11/01
Ex libris 毒餃子
4
みちくさしたりよりみちしたりしたけど、良かったんじゃないかしら2020/11/09