世紀末ロンドンを翔んだ女―メアリ・ウォルストンクラフトを追う旅

世紀末ロンドンを翔んだ女―メアリ・ウォルストンクラフトを追う旅

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784103530022
  • NDC分類 289
  • Cコード C0093

内容説明

いつかまたロンドンへ行きたい。そうした思いが私の気持のどこかに潜んでいたとき、昔この街に生きて死んだ2人の女性に関心を抱くようになった。その1人は、メアリ・ウォルストンクラフト、18世紀の末にフランス革命に触発されて女性の自立を訴えた書物、『女性の権利の擁護』の著者である。そしてもう1人は彼女の娘であり、ゴシック小説『フランケンシュタイン』の作者であるメアリ・シェリーである。世界初のフェミニズム宣言と18世紀末ロンドンをめぐる旅。

目次

1 メアリ母娘にひかれてロンドンへ
2 「こんなことを言ったら笑われるかもしれない」
3 18世紀末の“太陽宣言”
4 『女性の権利の擁護』の出版まで
5 ロンドン下町メアリの旧居
6 チャーチヤードの書店街
7 ジョンソン書肆・クラブの人々
8 “女戦士”の青春
9 革命下のパリの恋
10 初めての“結婚”と出産
11 死ぬほどの苦しみ
12 新しい命と引きかえた母の生
13 最後の日々を過した街
14 ボーンマスの墓地にて
メアリ・シェリーと『フランケンシュタイン』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

3
フェミニズムの創始者とのことだが、『フランケンシュタイン』のメアリー・シェリーの母といったほうが通じるだろうか。一八世紀に生きたメアリ・ウォルストンクラフトの伝記を交え、著者はメアリの生きた痕跡をロンドンに探す。なにしろ200年前の人物なのでほとんど何も残っていない。が、うらぶれたロンドンの場末の様子は、思い入れたっぷりの伝記記述に引き立てられてなかなか読ませる。まだ女性の権利が少しも考慮されない時代、フランス革命や出版界の様子、当時の英国のサークルの雰囲気が伝わってきた。2013/03/15

与太

0
パラ読み。2020/10/11

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