出版社内容情報
「おまえも死ぬぞ」「NOご先祖
内容説明
各所で話題沸騰中!ハッとしてグサッと刺さる―
目次
1 深い!(誰もが一度だけ経験すること;「愚かになってください」;迷惑かけずに死にたい ほか)
2 うまい!(「南無」とは何か;「仏欲」を抱こう;命のリレー ほか)
3 あの人の、あの言葉(樹木希林の死生観;アンパンマンと「無財の七施」;明石家さんまの人生哲学 ほか)
著者等紹介
江田智昭[エダトモアキ]
1976年福岡県生まれ。浄土真宗本願寺派僧侶。早稲田大学社会科学部・第一文学部東洋哲学専修卒。2007年より築地本願寺内の(一社)仏教総合研究所事務局、2011~2017年にデュッセルドルフのドイツ惠光寺、2017年8月より(公財)仏教伝道協会に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
118
表紙に写っている"ばれているぜ"という掲示板。身に覚えのある私には、ハッとし、ドキっとする言葉です。突きつけられた思いです。 この本には、お寺の門前の掲示板に掲げられた言葉が集められています。ご住職が考えた生き方や人のつきあい方のヒントとなるメッセージですが、説教くさくなく、笑えるけどウィットに富んでいます。浄土真宗本願寺派僧侶である著者の解説も、小難しい仏教用語はほとんどなく、なるほどなぁと思える内容です。私が一番気に入ったのは、天才バカボンの言葉、"これでいいのだ"。2020/07/31
kou
107
思わず唸ってしまう掲示板が沢山あった。「あんたが悪いと指さした下の三本は自分を向いている」、「かたうど(味方)よりも強敵が人をばよくなしける(成長させる)なり」は座右の銘にしたいくらい自身に響いた。2019/11/20
nyaoko
90
タモリさんの番組で「お寺の掲示板大賞」なる特集があったそうです。一言一言、深いです。世相を読んだり、仏教の教えを説いたり、時には英語で、時にはネット用語で。中でも大賞となった言葉はまさに深い。人が生まれたからには必ず訪れる死の結末、それは当たり前の事。なのに欲に溺れ、抗い、目を背けて生きる現代人。「死」と「生」は対極にあるという事を改めて知らせる一言でした。『風呂は湯加減、医者は匙加減、人生は手加減、わたしゃいい加減、さとりとは』これ、1番好きです。2020/02/29
やも
87
お寺の掲示板に書いてある85のお言葉を集めた本。掲示板の言葉は短いけど、著者である和尚さんが解説もしてくれてます。仏教由来の言葉だけじゃなく、有名人の名言なんかもあったり。「おまえも死ぬぞ」「まあるい言葉でことばもまあるく」「ばれてるぞ」「難有ればこそ有り難し」「言っていることではなくやっていることがその人の正体」etc…ふむふむ😊深いこと書いてあるのは分かるんだけど、小説や読み友さん達の言葉からのが、よっぽどハッ!と刺さる言葉が多いな。って改めて思った1冊🤔笑★32022/06/03
さつき
84
お寺の前の掲示板は私の身近でもよく見かけます。格言やことわざが書かれていることが多いですが本書で紹介されている言葉は、どれもなかなか個性的でした。私がはっと胸を突かれたのは『人生が行き詰るのではない 自分の思いが行き詰るのだ』です。意外と芸能人の言葉が多く紹介されているのは、道行く人への吸引力を考えているのかな?お寺の掲示板、これからも注目していきたいです。2020/09/04