のち更に咲く

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103528326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「源氏物語」に隠された、或る夜の出来事。歴史揺さぶる王朝ミステリ誕生! 藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。道長邸で働く女房・小紅は、盗賊の首魁が死んだはずの兄との噂を知り探索を始める。その過程で権力を巡る暗闘とそれに翻弄される者たちの恨みを知った小紅は、やがて王朝を脅かす秘密へと辿り着き――紫式部、和泉式部も巻き込んで咲き誇る平安ロマン、艶やかに開幕。

内容説明

権力に抗う和泉式部。全てを見通す紫式部。平安ヒロインたちを織り込んで、艶やかに魅せる澤田絵巻の頂点!藤原道長の権勢を転覆させようと京を暗躍する盗賊たち。その首魁が死んだはずの兄だと聞いた道長邸勤めの女房・小紅は、盗賊の正体を追い始める。折しも中宮・彰子の懐妊が判明し、道長の栄華の月が満ちようとする中、王朝の禁忌が明らかになる―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

221
澤田 瞳子は、新作中心に読んでいる作家です。NHK大河ドラマ『光る君へ』の関係で、この時代を書く作家が増えています。紫式部の人となりが良く解ってないだけに色々創作出来るんでしょうが、ミステリ仕立てにしなくてもという感じでした。 https://www.shinchosha.co.jp/book/352832/2024/03/28

パトラッシュ

185
犯罪加害者の家族が生きるのに苦労するのは平安時代も同じという話かと思わせながら、いつの間にか都を騒がす盗賊一味が亡兄と繋がっていたと知る女が真実を探るドラマへと変貌していく。道長夫婦や紫式部も絡んだ藤原氏の天下をも揺るがす秘密が暴かれ、そこには『源氏物語』が書かれた事情までも込められていたとは、従来のストレートな歴史小説とは異なるが著者の構成力の巧みさが存分に発揮されている。『光る君へ』でも描かれる天皇の外戚として権力を握る藤原氏の冷徹な政略が、裏では女の気持ちひとつで崩れる脆いものだった衝撃は深く重い。2024/03/15

ちょろこ

125
もう一つの平安絵巻の一冊。面白かった。藤原道長邸で働く女房 小紅を軸に、藤原道長、袴垂、紫式部、和泉式部を存分に盛り込んだ、もしかしたら…のもう一つの平安絵巻物語。大河ドラマでも印象的だった盗賊、袴垂。しかも知らなかった実在した盗賊、藤原保輔を絡ませたところは斬新、興味深く読めた。浮かれ女の和泉式部、パッとしない地味女の紫式部という人物描写も楽しい。栄華の裏に蔓延る恨み、悲哀と悲愛。幕閉じはしんみり。権力の世界か否か身分関係なしにこうしなければ生きられない、選ぶしかなかった道がせつなく伝わるのも良かった。2024/03/18

のぶ

124
澤田さんの新作は、歴史上の実在人物、伝説を再構築し平安の藤原一族が栄華を極める時代の影に光をあてた歴史ミステリ、サスペンスだった。藤原保輔という貴族の生まれでありながら、呪われた六条の家系に翻弄され、盗賊になった小兄の生き様を知るべく妹の小紅。忌まわしい家族を持ったことの後ろめたさを抱えながらも亡き兄の事を調べていくにつれ、強くなっていく様も見事。知的な女性像に好感が持てた。今まで平安の時代は馴染み難く、読み難い印象を持っていたが、本作はとても親しみやすく、登場人物が身近に感じられた作品だった。2024/03/24

えにくす

103
やっと読めた一冊。藤原道長の土御門第に女房として仕える小紅は亡くなった兄保輔が生きていて、その正体が盗賊袴垂との噂を知る。小紅は兄保昌や保輔の元配下の足羽忠信と協力して、袴垂を追う。何と言っても保昌と小紅の、兄妹愛に感心する。保昌の堅物で真面目な人柄が良い。頼朝の祖先の源頼信の登場が、歴史好きとしては嬉しい。浮かれ女和泉式部が出て来て面倒を起こすが、確か保昌と再婚するはず。小紅の同僚の下﨟女房たちの一喜一憂ぶりや、水仕女頭の鈴鹿が良い味を出してる。大河ドラマ光る君への放送中に、間に合って良かった。★4.12024/10/08

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