のち更に咲く

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

のち更に咲く

  • 澤田 瞳子【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 新潮社(2024/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 40pt
  • 提携先に22冊在庫がございます。(2024年04月29日 11時52分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103528326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「源氏物語」に隠された、或る夜の出来事。歴史揺さぶる王朝ミステリ誕生! 藤原道長の栄華を転覆させようと都を暗躍する盗賊たち。道長邸で働く女房・小紅は、盗賊の首魁が死んだはずの兄との噂を知り探索を始める。その過程で権力を巡る暗闘とそれに翻弄される者たちの恨みを知った小紅は、やがて王朝を脅かす秘密へと辿り着き――紫式部、和泉式部も巻き込んで咲き誇る平安ロマン、艶やかに開幕。

内容説明

権力に抗う和泉式部。全てを見通す紫式部。平安ヒロインたちを織り込んで、艶やかに魅せる澤田絵巻の頂点!藤原道長の権勢を転覆させようと京を暗躍する盗賊たち。その首魁が死んだはずの兄だと聞いた道長邸勤めの女房・小紅は、盗賊の正体を追い始める。折しも中宮・彰子の懐妊が判明し、道長の栄華の月が満ちようとする中、王朝の禁忌が明らかになる―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

179
澤田 瞳子は、新作中心に読んでいる作家です。NHK大河ドラマ『光る君へ』の関係で、この時代を書く作家が増えています。紫式部の人となりが良く解ってないだけに色々創作出来るんでしょうが、ミステリ仕立てにしなくてもという感じでした。 https://www.shinchosha.co.jp/book/352832/2024/03/28

パトラッシュ

140
犯罪加害者の家族が生きるのに苦労するのは平安時代も同じという話かと思わせながら、いつの間にか都を騒がす盗賊一味が亡兄と繋がっていたと知る女が真実を探るドラマへと変貌していく。道長夫婦や紫式部も絡んだ藤原氏の天下をも揺るがす秘密が暴かれ、そこには『源氏物語』が書かれた事情までも込められていたとは、従来のストレートな歴史小説とは異なるが著者の構成力の巧みさが存分に発揮されている。『光る君へ』でも描かれる天皇の外戚として権力を握る藤原氏の冷徹な政略が、裏では女の気持ちひとつで崩れる脆いものだった衝撃は深く重い。2024/03/15

ちょろこ

119
もう一つの平安絵巻の一冊。面白かった。藤原道長邸で働く女房 小紅を軸に、藤原道長、袴垂、紫式部、和泉式部を存分に盛り込んだ、もしかしたら…のもう一つの平安絵巻物語。大河ドラマでも印象的だった盗賊、袴垂。しかも知らなかった実在した盗賊、藤原保輔を絡ませたところは斬新、興味深く読めた。浮かれ女の和泉式部、パッとしない地味女の紫式部という人物描写も楽しい。栄華の裏に蔓延る恨み、悲哀と悲愛。幕閉じはしんみり。権力の世界か否か身分関係なしにこうしなければ生きられない、選ぶしかなかった道がせつなく伝わるのも良かった。2024/03/18

のぶ

85
澤田さんの新作は、歴史上の実在人物、伝説を再構築し平安の藤原一族が栄華を極める時代の影に光をあてた歴史ミステリ、サスペンスだった。藤原保輔という貴族の生まれでありながら、呪われた六条の家系に翻弄され、盗賊になった小兄の生き様を知るべく妹の小紅。忌まわしい家族を持ったことの後ろめたさを抱えながらも亡き兄の事を調べていくにつれ、強くなっていく様も見事。知的な女性像に好感が持てた。今まで平安の時代は馴染み難く、読み難い印象を持っていたが、本作はとても親しみやすく、登場人物が身近に感じられた作品だった。2024/03/24

pohcho

65
平安時代、人殺しの父と盗賊の兄を持ち、人に後ろ指を指されながら、藤原道長邸の女房として働く小紅。都を騒がせる盗賊団の首魁が亡き兄と聞き、密かに調べはじめるが・・。大河ドラマでも盗賊が登場するがこの時代は多かったのかな。兄の死をめぐる謎が後半、思いも寄らぬ大きな秘密に行き着いたのは驚き。平安貴族の日常が詳しく描かれていて、中宮・彰子の出産の宴の場面は圧巻だった。そして盗賊の娘・御以子のその後が気になる。大河のように恋要素を入れるともっと盛り上がるのにと思いつつ、あえてそうしないのが硬派な澤田さん。面白かった2024/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21757872
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。