出版社内容情報
法を欺く完全犯罪と戦慄の劇場型犯罪が交差する、ノンストップミステリ! 中二の夏。俺達は幼馴染の乃愛を救うため、虐待を行う母親らを殺害した。その後、法の死角を突き、無罪放免を勝ち取った……はずだった。十五年後、乃愛が何者かによって誘拐される。誘拐犯は真犯人が名乗り出なければ乃愛を殺すと宣言し、次々暴露を行う。晒される過去、揺らぐ信頼。最後に選ぶのは、友情か、裏切りか。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
57
殺人現場にいた3人の少年が、3人とも自分が殺したと主張したことにより、真犯人が特定できず、罪に問われることもなかった。15年後、その真実を問う事件が起きた。罪と友情がテーマの本作、なかなか読ませる。3人の心情が緊迫感を盛り上げていく。ただ、真実については、途中で想像がついてしまった。もうひとひねりあるかと思ったが、そうでもなかった。「完璧な選択」とタイトルにあるが、そうだったのだろうか。もっと違う選択もあったのではないだろうか。#NetGalleyJP2026/07/10
yasuyuki suzuki
6
中学2年の仲間3人が幼馴染の乃愛を救うために虐待を行う母と交際相手を殺害し法の死角をついた完全犯罪であった。そして15年後その乃愛が何者かによって誘拐される、誘拐犯人は15年前の真犯人が名乗りでなければ乃愛を殺すと、はたしてだれか犯人なのか?今だからできるSNSを駆使した謎解きいまだかつてないミステリーの形、はたして犯人はわかるのか二転三転するストーリー展開に読む手が止まりませんでした。2026/06/25
keisuke
4
中学生の時、大事な友達を守るためにある決断と行動をした少年ABCの三人。15年後にその行動を再度問われ、世間に晒され、『完璧だった選択』を改めてどうするか突きつけられる物語。行動というのはまあ友達を守るために人を殺して、でもその真犯人を隠し通すということだったわけで。作者のこれまでの作品考えると真犯人自体はそれほど意外ではないけど、「そうでないといいな」という自分のバイアスがかかっていたんだと気づく。だからそこの話自体は作品でも少ないんだろう。良い話だった。2026/07/04
okapon
2
安定の読みやすさは褒められるべき。しかし、あの日三人は何を証言したのか、そして真犯人は誰なのかという二つの謎の解答がどちらも予想の範疇に収まってしまったのが残念。また、当事者と警察側の視点が入れ替わりながら過去の事件が紐解かれていくのだが、三人の結束で証言が割れない以上、警察も情報の引き出しようがないため物語を展開しにくくなっていた気がする。真相を示唆する手がかりも少しさりげなすぎるように感じた。過去編でかなりわくわくさせられてハードルが上がってしまった分、真相の意外性のなさが惜しく感じられる。3.52026/07/17




