少年ABCの完璧な選択

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少年ABCの完璧な選択

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103522355
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

法を欺く完全犯罪と戦慄の劇場型犯罪が交差する、ノンストップミステリ! 中二の夏。俺達は幼馴染の乃愛を救うため、虐待を行う母親らを殺害した。その後、法の死角を突き、無罪放免を勝ち取った……はずだった。十五年後、乃愛が何者かによって誘拐される。誘拐犯は真犯人が名乗り出なければ乃愛を殺すと宣言し、次々暴露を行う。晒される過去、揺らぐ信頼。最後に選ぶのは、友情か、裏切りか。


【目次】

内容説明

守るべきは、今の家族か。命懸けの約束か。2025年8月、朝。とある誘拐事件が日本全土を震撼させた。あの夏の真犯人は名乗り出よ、さもなくば諸君らの大切な”方舟ちゃん”の命を頂戴する―。それは、かつて法の死角を突く鬼手で完全犯罪を成し遂げた三少年に対する宣戦布告だった。タイムリミットは今夜10峙。3時間ごとに、少年たちの個人情報が暴かれていく。あの頃は失うものなんてなにもなかった、だけどいまは―。15年の時を経て、再び究極の選択を迫られる3人。最後に選ぶのは友情か、それとも裏切りか。極限のノンストップミステリ!

著者等紹介

結城真一郎[ユウキシンイチロウ]
1991年、神奈川県生れ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年、同作でデビュー。2021年、「#拡散希望」で日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。同短編を収録した『#真相をお話しします』で、2023年本屋大賞ノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

208
結城 真一郎は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、設定がユニークな友情ミステリ青春譚でした。最期にサプライズが欲しかった気もしますが、楽しめました。しかしこの事件の後、平然と15年間、4人が暮らしていたのは凄い。 https://www.shinchosha.co.jp/special/shonenabc/2026/09/09

小むれ

103
前半の緊張感がとても良く、中学生らしい不器用でまっすぐな友情や、穏やかな日常のすぐ隣に危うさがある雰囲気に強く惹かれた。特に、計画を実行する直前の張り詰めた空気は凄まじく、先を読みたいのにページをめくるのが怖くなるほどだった。一方で、後半は動きのない展開が長く続いてテンポが落ち、何より肝心の真相にもあまり驚けなかった。意味深な描写からもっと複雑な答えを期待していたが、蓋を開けてみれば想定内の着地で、物足りなさが残った。前半に好きな場面が多かった分、ミステリーとして最後まで満足できなかったのが惜しい。2026/10/21

itica

73
15年前、3人の少年のうち殺人を犯したのは誰?完全犯罪と思われたこの事件が、新たな事件により耳目を集めることになる。こう言っちゃ何だが、私でさえ途中で真相に気づいたのに、当時の警察が解明できなかったのは無理がある気がする。当時の少女の悲惨な状況、それを知る少年たちの固い友情が犯罪を引き起こしたわけだが、小3の彼ら、中2の彼らの切り替えが分かりにくく、少々読みづらかったのが難点かな。少年ABCがSNSで簡単に実名でさらされる今の時代が怖いよね。 2026/09/30

keroppi

71
殺人現場にいた3人の少年が、3人とも自分が殺したと主張したことにより、真犯人が特定できず、罪に問われることもなかった。15年後、その真実を問う事件が起きた。罪と友情がテーマの本作、なかなか読ませる。3人の心情が緊迫感を盛り上げていく。ただ、真実については、途中で想像がついてしまった。もうひとひねりあるかと思ったが、そうでもなかった。「完璧な選択」とタイトルにあるが、そうだったのだろうか。もっと違う選択もあったのではないだろうか。#NetGalleyJP2026/07/10

aquamarine

63
ある誘拐事件がおきた。彼女を助けたければ15年前の殺人事件の真犯人は名乗り出よ。15年前、三人の少年が自分がやったと言って譲らなかった殺人事件は、法の死角を突き、三人は無罪となっていた。15年経ち、SNSでの情報公開という刃を突き付けられ、当時と違って大切な守るものを持った彼らは揺れる…。真犯人が誰か、少しずつ見えてくる過去をもどかしく思いながら追うことになった。子供がかわいそうな話は嫌いだ。殺された人間は本当にクズだが、こんな選択しかなかったことが悲しい。全てが済んだあと、彼らのとった行動が救いだった。2026/10/24

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