野火の夜

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野火の夜

  • 望月 諒子【著】
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  • 新潮社(2023/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103521921
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

野火がやってきたら、誰にもなんにも出来ん。次々と見つかる血塗れの五千円札と、一人のジャーナリストの死。フリーの記者・木部美智子は、複雑に絡み合った事件の根を追ううちに、由良半島の村で起こった戦中戦後の悲劇を知ることとなる――。遠い昭和から渇いた現代へ、時を越えて回る火の手は何を炙り出すのか。『蟻の棲み家』に続く「木部美智子シリーズ」最新刊。

内容説明

列島中が豪雨災害に見舞われた夏、二つのニュースが小さく報じられた。次々と見つかった血塗れの旧五千円札と、一人のジャーナリストの死。フリーランスのライター・木部美智子はふとしたきっかけで取材を始めるが、複雑に絡み合った事件の根を追ううち、愛媛の村で起こった戦中戦後の悲劇を知ることとなる―。

著者等紹介

望月諒子[モチズキリョウコ]
1959年愛媛県生まれ。銀行勤務を経て、学習塾を経営。2001年、『神の手』を電子出版で刊行しデビュー。2010年、美術ミステリー『大絵画展』で第14回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

167
血塗れの旧5000円札と一人のジャーナリストの溺死事件。これがどこでどう絡んでどんな結末を迎えるのか‥と思ったら、あらあら戦中戦後どころか百年の恩讐、壮大な人間ドラマだった。はぁ。溜息しか出ない。望月作品は毎回手強いが、本作も読み切るのに時間も気力も必要だった(汗)それにしても木部美智子が凄過ぎる!2023/03/20

パトラッシュ

152
血に汚れた大量の五千円札が自販機で使われた事件を発端に不審死が相次ぎ、謎を追うジャーナリスト美智子の前に戦時中までさかのぼる黒歴史が絡んだ因縁が浮かぶ。カネ絡みの欲望と臭い物には蓋をする田舎の濃密な人間関係が重なった場所にいた三人の子供は、腐臭に耐え切れず暴発したり自らを傷つけてしまった。根っからの悪人はおらず、苦しみの蓄積や一時の衝動から犯罪に走ったのだ。真犯人は人の心の弱さだと明らかになり、美智子は人は地球の支配者ではなく肉の塊でしかないと思い知らされる。久しぶりに動機の重いミステリに心揺さぶられた。2023/06/11

のぶ

100
木部美智子シリーズの新作なのだが、もう第6弾にもなるそうです。描かれた環境が壮絶だった気がした。物語は血が染みこんだ20年以上前の五千円旧紙幣が、銀行両替機、自動販売機から大量に発見されるところから始まる。殺人事件に絡むものかもしれないそんな紙幣が、何故今頃になって姿を現したのか?一方で、あるジャーナリストの溺死事件、例の五千円札に関わる人物が遺体で発見されるという事件が発生する。この先、思いもしない方向に展開していく。プロットが複雑に絡んでいてやや分かり難かった気がしたが、衝撃作だと感じた。2023/03/13

モルク

99
雑誌「フロンティア」の記者木部美智子シリーズ。ずっと読みたいと思い、何度も読みたい本ノートに書き付けてあった一冊をいよいよ…。血の付いた五千円札が各地で発見され、25年前の愛媛の寒村でおこった放火殺人事件とかかわりがあるのか。そして記者二人の事故死、原発に絡む政治家と金、さらには戦時中の満州と広がっていき、調査を進める美智子。とても複雑で途中何度も挫折しそうになる。読み終わってみればその根底は深く、絡み合った事件をほどいていく楽しみはあった。だが、少し文章がくどく感じられ、そこは残念だった。2024/07/04

ゆみねこ

94
血塗れの旧五千円札が次々に見つかり、大量に両替していた人物が見つかる。時を同じくして一人のジャーナリストが大雨の中、川に転落死する。2つの事件はどうつながるのか?ライター・木部美智子は、ふとしたきっかけで取材するが、愛媛の田舎で起きた25年前の事件に行き着く。更に戦中戦後の悲劇が絡み複雑さが増すことに。真相が明らかになるまで一気に読めたが、切なくて悲しい事実だった。木部美智子の取材力、恐るべし。2023/04/09

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