出版社内容情報
彼女に「好き」と言うことは、「いいね!」を1000回もらうより難しい。東京生まれサブスク育ち、人生を懸けるほど好きなものが見つからない大学一年生、ジン太。愛情豊かな両親、優等生な姉、過剰だけど憎めない幼馴染に囲まれて何不自由なく育ち、大学には気の合う仲間もいる。だけど、なぜか恋愛だけがうまくいかない。この原因はいったい何? 痛々しくて瑞々しい、令和の失恋小説決定版!
【目次】
内容説明
口数が多い割に肝心なことが言えない大学一年生、ジン太。愛情豊かな両親、優等生な姉、過剰だけど憎めない幼馴染に囲まれて何不自由なく育ち、大学には気の合う仲間もいる。だけど、なぜか恋愛だけがうまくいかない。この原因はいったい何―?痛々しくて瑞々しい、唯一無二の失恋小説!
著者等紹介
小林早代子[コバヤシサヨコ]
1992(平成4)年、埼玉県生れ。早稲田大学文化構想学部卒業。2015年、「くたばれ地下アイドル」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し、同名の単行本にてデビュー(のちに『アイドルだった君へ』に改題して文庫化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
26
大学生ジン太の語りで進行する青春小説。SNS全盛の世相が反映された現代の恋愛観が描かれる。『69』『ボクたちはみんな大人になれなかった』『桐島、部活やめるってよ』の系譜に連なる、令和のアップデート版という読み味。 物語は姉の藍、隣家の千秋、姉の友人 那月を軸に進む。迎合気質のジン太、千秋と藍の歪な共生関係、とっきーの手のひら返しなどが印象的。那月の存在は本作の良心。 不器用な若者の葛藤を描くわけだが、その逃げ道が昔とは明らかに違う。SNS時代の人間関係の断絶具合に、面白さと同時にホラー味を感じた。 2026/06/15
りらこ
24
自分の気持ちを言葉にするのって、ちょっと恥ずかしくない?軽くインスタのストーリーでぶつけちゃったりして、やりすぎると痛いやつになっちゃうし。という空気環境にいる大学生が、悩みながら、もがもがしているのを眺めているような錯覚に陥りました。 主人公ジン太は、大学生。気持ちをSNSにあげて直接話してないけど伝わる?伝えてるよ?の人たちと、全くSNSをつかわず行動と言葉を一致させている那月との対照性は「感情を言葉にすること」実は難しいとわかります。性格とSNSとの距離感への描写も鋭くて面白かったです。 2026/06/02
よっち
21
東京生まれサブスク育ち、人生を懸けるほど好きなものが見つからない大学一年生ジン太を主人公とするSNS全盛の令和を舞台にした痛々しく瑞々しい失恋小説。愛情豊かな家族や憎めない幼馴染、大学には気の合う仲間もいて何不自由なく育ったジン太。けれどなぜか恋愛だけは告白のタイミングを間違えたり、遠距離中の関係が何となく薄れていく様子、大学に入ってからも育ちの違いや何か違うなで結局振られてしまう恋愛模様。シェアしたくなる承認欲求や簡単にブロックできる関係性の危うさもリアルで、踏み込めない今の時代の難しさを実感しました。2026/06/08
信兵衛
19
何やら大変ですねぇ。そこから解き放たれてしまった方がむしろ楽なのでは・・・と思う処ですが、そうしてしまったらそれは、青春劇、いや舞台からの逃走になってしまうのでしょうか。2026/06/24
紅子
12
んー、若い! 共感はできないけど、目を細めて過去を振り返って「そんなんあったなー」「こんな人いたわ」的な感じ。要素が令和なだけで感覚は時代関係ないのか? 令和の失恋小説とあるけど、平成、昭和の失恋小説代表は何かが気になる。2026/05/23




