出版社内容情報
最弱な夜にひらめいた、最強になれる選択肢。宇垣美里、酒寄希望(ぼる塾)、スケザネ、武田砂鉄、ヒャダイン、三宅香帆、宮島未奈、柚木麻子、吉川トリコ、吉田大助が惜しみなく絶賛、書店員からも称賛の声多数の話題作! 全員揃えばいつだってバイブス最高の女四人が泣きたい夜にひらめいた「一生最強」の人生とは!? 圧倒的センスで紡がれる、自由と決断の物語。
内容説明
最弱な夜にひらめいた、最強になれる選択肢。「もうさー女友達と一生暮らしたいんだよね最近は!?」酔って叫んだひと言が、4人の運命を変えた―。エンドレスガールズトーク小説、開幕。
著者等紹介
小林早代子[コバヤシサヨコ]
一九九二年、埼玉県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。二〇一五年、「くたばれ地下アイドル」で第14回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、同作にてデビュー。本作が二作目の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
167
いやいやいやいや、なにこれ~~!凄いパワーで間違いなく最強を生きてる彼女たちに天晴れ。昭和ど真ん中の私には、このガールズトークにここまであけすけに語るの?って、苦笑いと冷や汗と、ちょっとの羨望(オイオイ)時代が違うってこういうこと?(笑)勢いで連作6話楽しく読んだ。最後まで読んで欲しいが、これは好みが分かれるかもね。2024/09/06
hiace9000
148
東京在住4大卒26歳、高校からの女友達4人組。何でもできる"大人"を謳歌しながら、怖いものなし&マジレス無用のモラトリアムを突っ走る彼女らの前に見え始めた結婚・出産という選択肢。何でもできる、何にでもなれる万能感のまま、自他の自由を認め肯定し合い、自らが望む最適解を選択できる『最強』であり続けるために4人が選んだ道とはー。「女の一生」、「友情」、「恋愛」・「セックス」、R-18センスで、巷でいう"幸せ見え"ではなくマジな"自身の幸せ"を選ぶ、4人のノリと世間とのグルーヴは令和感最強の共感とインパクト!2024/08/16
fwhd8325
142
発売前から、新潮社さんがかなり推していた作品です。これは小説で読むよりも映像の方がいいんだろうと思いました。昭和世代の男子としては、なかなかこの世界に入ることができません。それでも、自分たちでやってやろう、やっていくんだというエネルギーは魅力的でもあります。2024/11/11
モルク
132
読み初めはこのノリ…苦手と思った。だがこの勢いは癖になる。ついていけない所もあるが素敵だわ。女友達で一緒に暮らすという女子なら1度は口にしたであろう夢を実現した高校時代からの友人4人。私も友人達と新百合ヶ丘に住もう(なぜそこだったか疑問)と話したことを思い出す。誰にも気兼ねなく迷惑さえかけなければいいという自由な中にも夫は要らぬが子は欲しい。妊活の末生まれた子を皆で育てる。それが理想かは疑問だが。高校時代からの彼氏との別れを描いた花乃子の章がわかる。好きなのに意地を張る、その結果…よくわかる。2024/11/03
道楽モン
124
R-18文学賞作家の二作目。疑似家族の可能性を提示する軽妙な作品で、旧態依然とした社会制度と、過剰に適応させようとする世間からの圧力に抗う高校時代の友人たちの物語。作者の実体験と閉塞感への苛立ちを素直に作品化しており、性的な問題もストレートに取り上げられている。女性の感じる現実社会の息苦しさを打破するパワーに溢れ、ほんと最強です。表紙のイラストが絶妙で、読了後に見直すとたいへんに微笑ましい。最近、同賞出身者の活躍っぷりが顕著で、あちこちの書店の棚作りに反映されております。サイン本欲しいなぁ(←ミーハー)。2024/08/17
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- 70歳のウィキペディアン