組長の妻、はじめます。―女ギャング亜弓姐さんの超ワル人生懴悔録

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103511915
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中学で喧嘩上等、シャブは日常、高級車窃盗団ボスに君臨。大阪府警の有名人、服役3回の猛女が「運命の人」に出会うまでの波乱万丈!

内容説明

「懲りない女と笑ってください―」。逃走車中で痛恨の恥骨骨折もなんのその、激痛さえシャブでかき消し、手下を率いた荒稼ぎで毎日が大忙し。度々の指名手配ではヒットマンと逃避行あり、警官の威嚇射撃で殺されかけたり。御用となっても刑務所は毎度「満期上等!」で懲罰の独房常駐、隣はあの林真須美死刑囚―。そんな悪名高き彼女が、悪事から足を洗い、晴れて?極妻となるまでを涙と笑いで大告白!!

目次

ヤクザの家に生まれて
生活の中心にはシャブがあった
初めての逮捕と初めての結婚
自動車窃盗のABC
ギャングの女首領になる
大学(刑務所)に入学
懲りない女と笑ってください
隣人は林真須美
病は治るが癖は治らぬ
出所後の暮らし
組長との再会
これからも一緒に居てくれるか
そして組長の妻となる

著者等紹介

廣末登[ヒロスエノボル]
1970(昭和45)年福岡市生まれ。北九州市立大学社会システム研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は犯罪社会学。青少年の健全な社会化をサポートする家族社会や地域社会の整備が中心テーマ。現在、大学非常勤講師、日本キャリア開発協会のキャリアカウンセラーなどを務める傍ら、「人々の経験を書き残す者」として執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

147
一見ポップな表紙イラストに、キャッチーなタイトル。これはヤクザの妻の日常を、面白おかしく綴る作品だと思っていた。ところが・・。父親は在日二世で暴力団。未成年にしてシャブに溺れ、生業は高級車窃盗団のボス。暴行傷害は日常茶飯事で、刑務所を出たり入ったり。本書は関西の女ギャング・亜弓姐さんの極悪非道な半生を、犯罪社会学者の著者が忠実に書き起こす、衝撃のノンフィクションだ。これは断じて武勇伝などではない。反社会的行為を繰り返したあげく、家族ができたから懺悔するなど片腹痛いにも程がある。半端者の実態を知る貴重な一冊2021/05/20

kinnov

27
普通に暮らしている分には、めったに関わる事のない世界が、同じ日本で重なるように存在してるんだな。語り部だけからの話なので、片寄った部分や語られない部分があるのを承知で、このキップの良さには皆魅せられてしまうのは分かる。被害者には申し訳ないのだけれど。 ちょうど今放送しているクドカンのドラマ「監獄のお姫さま」とも重なる部分が多く、大学の話にはニヤニヤしてしまった。普通だと思っていた日常が、多層に様々な世界から構成されてる事を改めて感じる事のできた楽しい読書体験だった。2017/11/28

たらお

20
タイトルはよい。しかし、深くない。そこに哲学は無い。覚醒剤をやっては捕まってしまう。薬の常習性の怖さと仲間と縁が切れなかったことから再犯を繰り返してしまう話。懺悔録とあるので、過去してきた悪いこと、主に窃盗、覚醒剤の話なのだが、姐さんがそれを語っていく形をとる。これが、例えば沢木耕太郎が書いたものならまた違うんだろうけど、出来事の羅列に思え、半分読んでもういいやと思う。乗りかかった舟で一応全部読んだけど。2021/03/29

gtn

20
確かに極道の妻というより、ギャングという方がしっくりくる。破天荒な生き様を全否定するつもりはないが、薬はいけない。自動車窃盗、喧嘩、いずれも時が来て後悔し、反省し、負の経験を活かす可能性無きにしも非ずだが、薬だけはいけない。元に戻れないから。2018/12/18

伶夜

15
怒らん大人は知能が低いんや、怒ってくれる大人は、あんたのことを大事にしてるくれる人や(本文より) 小説かと思って読んだら違った。 昔は悪いことばかりしてたのよ!と自慢しているような本。 読んでて気分悪くなりそう。 なんだかなー...(ーдー)2018/07/11

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