感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソングライン
2
戦後、日本に絶望しアメリカに移住した叔父、その娘とフランスでの再会し、叔父をアメリカに訪ねる主人公。家族とは、故国とは何か。アメリカでの再会を果たした叔父が語る家族に理解されない日本人としての自分自身の屈折と望郷の想いに共感しました。2017/04/01
amanon
2
読み始めてすぐに「これは後の『火の山』に連なるものだな」と気付かされた。アメリカとフランス(パリ)で暮らす異邦人達。そしてあるいはそこで生まれ、あるいは亡くなり、出会いと別れを繰り返す人間模様。時として時間軸が前後し舞台も飛ぶので、筋を追うのが困難に感じられることもあるが、目の前にある現実、そして人々と向き合う著者を投影した主人公アサコの姿にある種の思い入れを抱かずにはいられない。また、そのアサコの年齢を通過した自分と家族との関係、それにやがてはくる親の死という現実に改めて向き合わされた気がした。2016/05/05
den55
1
作者については、「歓びの島」と同じような感想。何が邪魔なのか分からないが、非常に物語に入るのが疲れる。2016/03/23
渡邊利道
0
子を失った女性が、アメリカに移住した叔父をたずね、パリに済むいとこの女性とともにパリからアメリカへ向かう。短篇連作で、紛争の続く世界を移動しながら、さまざまな事情と国籍と記憶を背負った人々の感情を、通過者の視点からゆっくり描いていく。非常に質の高い文学品という感じがするし、この時期に日本文学が本格的に「国際化」したのが理解できる(というか同時代的に思い出すというのに近いかも知れない)。2016/08/25
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