ギフトライフ

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103507437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あなたも何かを捜しているんですか? 良ければ一緒に捜しませんか。政府と企業により制度化された安楽死と人体実験のための生体贈与というギフトライフ制度。提供者の家族にはポイントが与えられる――人間の命の価値も変容するシステムの、老人や弱者の未来図の闇。優生思想の行き着く果てのディストピアは、もうすでに始まっているのかもしれない……人間の悪を問う、気鋭の長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

119
近未来ディストピア文学が相次いでいるが、多くに共通する納得できない点がある。❶そんな世界になってしまった事情が一切出てこない❷そこで生きる者が体制に盲従するばかりで疑問すら抱かない❸システムを支配する政治や官僚制が全く見えない、など。本書も弱者を組織的に排除する社会というアイデアは秀逸だが前記の問題点を踏襲しており、むしろそこに至るプロセスを描く方が強烈なドラマになったはずだ。激動する政治や歴史を創造する能力がないのに、流行に乗ってディストピア物を書いただけならば『一九八四年』を読み直して勉強すべきでは。2023/04/16

ままこ

76
安楽死と生体贈与が認められた近未来。優生思想を極端に突き詰めるとこうなるのかな。綺麗事ではすませられない、どういう選択をしても苦しみは残りそう。人の複雑な本心と苦悩。“同意”という言葉が重くのしかかる。トラブルに巻き込まれた“ぼく”の結末は…。過去の苦い記憶から生まれた感情は、彼にとって所詮他人事なんだと思わせる。〈企業〉の暗部は秘されたまま。淡々としたラストは、ざらりとした余韻を残す。2023/05/26

ひめか*

41
初読み作家。何も知らずに読んだら近未来の話だった。給料や信用がポイントで管理され、子供を産めば産むほどポイントが付与される。障害者は重度不適正者として、ポイントが引かれる対象になる。重度不適正者は国に生体贈与(ギフトライフ)すれば、家族にポイントが付与される。人は安楽死を選択できる。個人情報は全てタンマツで管理される。設定は面白いと思うが、長々として読みづらい。最後は読み飛ばした。今の社会と地続きにあるとしても、管理社会に気味悪さを感じた。妹を生体贈与させてしまったことに後悔するわたしが印象的だった。2023/09/10

rosetta

37
★★★✮☆知らなかったけど芥川賞作家だったのね。(最近こればっかw)設定としてはよくある近未来超管理社会ディストピア小説。今の日本の少子高齢化社会の問題を大きく取り上げている所が目新しいのかな。人口が4000万人を切った衰えた日本は政治も経済も『企業』に支配されている。子供をたくさん産むとポイントが貰える、高齢化して受け取れるポイントとのバランスが悪くなると国に許された安楽死を選ぶ。GATGKAのように管理された出産でも不適格な人間は生体を贈与する。うーむ、日本が生き残る道はここにしかないのかも?2023/04/07

宇宙猫

19
★★ 信用ポイントによって人の評価や成功しやすさが決まり、そのポイントが通貨にもなっている未来。一見、それに縛られているディストピアに見えるけど、実態はお金に縛られている今と変わりがない。安楽死や障碍者への扱いに対する批判も上っ面だし、ストーリーに新規性があるわけでもたい退屈な本だった。2023/11/17

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