漂流

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103502319
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

37日間もの漂流から奇跡的に生還した男は、なぜ再び海に出たのか。沖縄のある漁師の謎を追った著者初の長編海洋ノンフィクション。奇跡の生還から8年。マグロ漁師を再び海に向かわせたものは何だったのか? 1994年冬、沖縄のマグロ漁師・本村実は、フィリピン人らと共に救命筏で37日間の漂流の後、「奇跡の生還」を遂げた。だが8年後、本村は再び出港し二度と戻らなかった。九死に一生を得たにもかかわらず、なぜ再び海に出たのか? 沖縄、グアム、フィリピンなどで関係者らの話を聞き、漁師の生き様を追った渾身の長編ノンフィクション。

角幡 唯介[カクハタ ユウスケ]

内容説明

1994年3月、37日間におよぶ漂流から「奇跡の生還」を果たした男がいた。だが8年後、彼は再び漁に出る。沖縄の漁師の生き様を追った長編ノンフィクション。

目次

二つの漂流
魔の三角地帯
池間民族
沈船とダイナマイト
消えた船、残された女
マグロの時代
再興南方カツオ漁
漂流船員の証言A
いろは丸乗船記
救出者〔ほか〕

著者等紹介

角幡唯介[カクハタユウスケ]
探検家・ノンフィクション作家。1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。2003年、朝日新聞社入社、08年退社。著書に『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞など)、『雪男は向こうからやって来た』(新田次郎文学賞)、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(講談社ノンフィクション賞)、『探検家の日々本本』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

71
事故の主人公が、何と2度目の遭難中!?そんな奇遇な環境下、聞き取り調査などに最善を尽くし、漂流事件のみならず沖縄漁業界の歴史も深掘り。先の大戦の痛手を逆手に取るかのような佐良浜漁師の逞しくも、寂しい生き様が印象的。無言の『失格者の烙印』は、実氏の本音だったと推察。一方、主題となると、如何せん主人公が不在であり、加えて1回目の漂流原因が原因のため、どうにも読む前に期待していた緊迫感・高揚感に欠けてしまった感。なお、救命筏の残骸を渡された登美子氏の戸惑いが象徴的。期待と現実の狭間の苦悩。2020/03/17

おかむら

38
沖縄の漁師のノンフィクション。フィリピン沖で漂流し奇跡的に助かったマグロ漁師のその後は? 導入部分からガッチリ掴まれた。海と共に暮らす男たちの豪快感と刹那感。沖縄の遠洋漁業史も面白い。著者も実際にマグロ漁船に乗りこみます。仲間由紀恵のお祖父さんも出てきます。2016/12/10

トムトム

35
長くて読むのが苦痛な時も。北極を一人で旅した事もある角幡さん。生死を考える究極の場は海での漂流であろう。ということで、1か月漂流したすえに奇跡的に救助されたとある漁師さんの人生を追おうと思ったら、その漁師さんは10年前にまたもや海で遭難、行方不明に!同じ話だったり文章がダラダラっとしていたり、頑張って読み終えた私はエライ。角幡さん、自分で冒険しなくなっちゃったのかしら。2021/08/18

デビっちん

33
37日間も太平洋上で漂流して生還したってだけでも凄いと感じたんですが、この人は8年後に自らもう一度海に出て漂流したのには驚きました。死と隣り合わせの漂流中はどんな心境なのか、そしてなぜ再度海に入ることになったのかを追ったルポルタージュでした。その過程で明らかにされた沖縄の離島にある佐良浜という漁師街の環境、死が身近となったダイナマイト漁、それらをすることで得られた大金とその使い方から、陸上とはかけ離れた世界を知ることができました。海に長年出ていると、それは仕事ではなく生き様や人格になってしまうんですね。2017/05/18

ナディ

27
読み応えある一冊だった。当時のニュースを思い出した。40日近く漂流して生還した漁師のその後を追って描かれたルポ。宮古の佐良浜出身ということから民俗学的な背景などもあり面白かった。血が、土地がなせるものはあるのかもしれない。民俗学、漁業の一側面としての興味も強く刺激された。2016/12/05

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