内容説明
北海道に単身赴任した検事・霞夕子。凶悪事件の少ない落ち着いた日々だったが、事件発生の急報が入った。現場で捜査に加わる夕子の勘が捉えた、かすかな違和感、些細な事実。「いったい、どういうことなのかしら…」。夫と妻、父と娘、姉と弟―北の断崖に渦巻く人間関係のあや。人生の危うさ、心の弱さを見つめてきた著者による出色の短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中寛一
12
テレビで何度か見たことのある主人公が登場。妻が読んだ後を読む。小説は初読み。夕子さんが北海道の支部長に移動していた。婿さんの吉達さんは寂しいだろうなと心配したが、いつもメールはしているようだし、最後の「さい果ての花」では吉達さんと礼文島観光ができていてよかった。そこではレブンウスユキソウが手がかりになっていたが、礼文島観光で花を見たくなった。北海道の事件は霞夕子が一手に解決みたいに収束していて、北海道の自然と推理を楽しめた。2013/11/11
くらげ@
6
(☆☆)霞夕子シリーズ。北海道へ単身赴任の夕子。こまめに夫にメールを送るのはかわいらしい。しかし読みにくかった・・なんでだろう。2015/10/01
depo
1
図書館リサイクル本。2021/06/29
kzm
0
北海道での事件の短編集2021/11/25
ケンスサイ
0
短編集。4編、北海道旅行の気分。2019/05/29