内容説明
本書は昭和56年9月から昭和59年2月にかけ、新潮社から刊行された『山本周五郎全集』(全30巻)の巻末〈附記〉を整理し、加筆および削除を行なって1冊としたものです。本書では、戦後作品のすべてと、戦前のめぼしい作品によって編まれた新潮社版『山本周五郎全集』に収録された作品についてのすぐれた作品論の要点を紹介し、個々の作品にこめた作者の存念、各編の成立事情や時代背景などにも触れ、山本周五郎がどう読まれてきたかを辿るとともに、すなわち山本作品の“履歴書”が一目で分かるように、との念願のもとに記述をすすめました。
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