内容説明
モンゴルの大草原でミシンを踏むファッション・デザイナーが世界征服の夢を見た。モデルとの恋愛、偽ブランドとの闘争、父と息子の相剋。大草原には恋愛の始まりと終わりが、撤退なき血の闘いが、冷酷な近親憎悪が、音を立てて渦巻いている―。ロンドン留学から帰国した野田秀樹がはじめて世に問うた傑作戯曲「キル」。「透明人間の蒸気」も併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天音
1
逆鱗をWOWOWで見て興味をもち、知り合いがWOWOWでやっていたキルを持っていたので借りてみた。正直よくわからず、でも私の理解力不足だということはなんとなくわかって居たので、図書館で借りて戯曲を読みました。キルと着ると切るを掛け合わせた言葉遊びと素晴らしいセリフの数々に圧倒されました。とても良かった。正直戯曲のが好みだった。2017/03/04
みか
0
言葉のテンポが素晴らしい。深津絵里のキル、もう一度観たい。
メルコ
0
「キル」と「透明人間の蒸気（ゆげ）」を収録する。このところ、野田秀樹にハマり、続けざまに読んでいる。これも、言葉遊びや構成が巧みで、思わずのめり込んでしまう。 2012/06/03
