出版社内容情報
戦争、極貧、夫の突然死、息子の難病、故郷岩手での震災。何があっても、「私」という人生から逃げずに生きる著者の、自伝エッセイ。
幸せとは、自分の運命を受け容れること――。彫刻家・舟越保武の長女に生まれ、本当に美しいものとは何かを教えられた幼少期。皇后様のご講演録『橋をかける』を出版した絵本編集者時代。戦争や貧しさ、息子の難病に夫の突然死、会社の倒産。そして、故郷岩手での東日本大震災……何があっても、「私」という人生から逃げずに前を向く著者の、波乱に満ちた自伝的エッセイ。
内容説明
皇后様のご講演録『橋をかける』を手掛けた名編集者が、初めて明かすその秘話と、自身の波乱に満ちた人生。彫刻家・舟越保武の長女として、二人の息子の母として、何があっても、「私」という人生を生き抜く著者の、自伝エッセイ。
目次
人生は生きるに値する―まえがきにかえて
千枝子という名前
卒業五十年
父の葉書
母、その師その友、そして家族
IBBYと私
私たちの幸せ―皇后様のこと
最初の夫、末盛憲彦のこと
絵本のこと、ブックフェアのこと
再婚しないはずだったのに
逝きし君ら
出会いの痕跡
著者等紹介
末盛千枝子[スエモリチエコ]
1941年東京生まれ。父は彫刻家の舟越保武。慶應義塾大学卒業後、絵本の出版社である至光社で働く。皇后美智子様との出会いもこの頃だった。8年間、主に海外版の編集に携わり、結婚を機に退社。結婚から11年後に夫が突然死する。夫の死後、G.C.PRESSで再び絵本の出版を始め、最初に出版した本のうちの一冊『あさ One morning』が1986年にボローニャ国際児童図書展グランプリを受賞、ニューヨーク・タイムズ年間最優秀絵本に選ばれる。国内でもサンケイ児童出版文化賞を受賞するなど、話題となった。1988年には株式会社すえもりブックスを立ち上げ、独立。2002年から2006年まで、国際児童図書評議会(IBBY)の国際理事を務め、2014年には名誉会員にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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