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天皇陛下の私生活―1945年の昭和天皇

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103397519
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0095

出版社内容情報

宮中祭祀、日々の食事、家族との時間――戦火に包まれた1年間の知られざる「暮らしぶり」が、その息遣いまで蘇るノンフィクション。

本土空襲、終戦、そして占領。生涯で最も特別な1年の知られざる「暮らしぶり」。日本が戦火に包まれたあの年、重大な決断を下し続けた天皇はどのような生活を送っていたのか。密やかな祭祀で始まる元日の様子から、軍部より質素な日々の食卓、リンカーン像が飾られた執務室、身支度、お風呂、トイレの決まりごとまで――膨大な資料を読み解き、リアルな日常を鮮やかに甦らせた唯一無二のノンフィクション。

内容説明

密やかな祭祀の様子から、軍部より質素な日々の食卓、リンカーン像が飾られた執務室、身支度、お風呂、トイレの決まりごとまで―皇居の最奥、知られざる日常生活。

目次

第1章 前代未聞の四方拝
第2章 天皇は宮中の時計
第3章 リンカーンとダーウィン
第4章 2月のクリスマスツリー
第5章 息子として、兄として
第6章 叛乱、鎮圧、玉音放送
第7章 進化論と三種の神器
第8章 思いがけない「君が代」

著者等紹介

米窪明美[ヨネクボアケミ]
1964年東京都生まれ。学習院大学文学部国文学科卒業。学習院女子中・高等科の非常勤講師として作法を教えている。近代宮廷のシステムに興味を持ち、それを具体的な儀式の作法から探り、解明する研究を続けている。NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』において、宮廷関係の歴史考証に携わった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

105
終戦の年、昭和20年1月1日から12月31日までの昭和天皇の「私生活」が描かれている。以外にも不器用で、ボタンをかけるのが苦手でゆっくり着替えたり、歌(唱歌)も不得意など、人間味あふれた一面が語られる。風呂の入り方も興味深い。「上半身は清浄で、下半身は不浄」との考え方により、なみなみ張ったお湯にはつからず(不浄な下半身の穢れが上半身に移るから)、常に半身浴。女官がお背中に、きれいなお湯を静々とかけるのだそうだ。2018/10/14

mazda

24
昭和20年の正月も、空襲警報の中儀式を粛々と行おうとしていたこちが克明に記されていて、なんとも言えない気持ちになりました。日本は、今も昔も天皇陛下の祈りがあって成り立っているのだと、改めて理解しました。2017/06/18

NOBU

21
1人の人としての昭和天皇を感じることができ、その人柄には好感を覚える。細々としたややこしいしきたりや暮らしぶりは、日本古来の文化として貴重であり、先々にも受け継がれて行くべき価値があると思う。本の主旨からは大きく外れるが、「五箇条の御誓文」は偉大だと思った。2016/02/17

4fdo4

19
終戦前後の昭和天皇の一年間をノンフィクションで綴った一冊。 皇居も空襲でかなり焼失していたとは知らなかった。 天皇と皇后が喧嘩したり、戦後すぐに天皇の軍服を生地が丈夫だからと スリッパに作り替えた皇太后の話は、なかなかレアだ。 2018/06/07

鐵太郎

18
昭和20(1945)年の正月から大晦日までの一年間の昭和天皇の生活を、周囲の人々のさまざまな思いと共に記述したもの。天皇とは日本人にとってどういうものであったのか。天皇は国家と自分の存在意味をどう考えていたのか。良子妃、香淳皇后ってのほほんとしただけの存在だと思っていたのだけど、昭和天皇にとってこれほど大事な存在であったとは思わなかった。いろいろな意味で、面白いね。2016/06/26

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