出版社内容情報
水泳教育とあわせ水泳帽市場を、「介護」という言葉を発明し関連市場を作り出す。「市場まるごと創造」を可能にする中小企業の秘密。
業界が斜陽? 会社が小さい? それがどうした。やれることは山ほどある! もともとおむつカバーを作っていた会社が、「泳力」という概念とともに学童用水泳帽の市場を創造。さらに、「介護」という言葉を発明して関連市場も創り出した。東京の下町にある従業員60人あまりの中小企業が、なぜ「市場丸ごとの創造」を繰り返せるのか。その秘密をフットマーク社トップと気鋭の経営学者の対話で解き明かす。
内容説明
墨田区にある従業員約60人の会社が、なぜ「市場まるごとの創造」を繰り返せるのか。その秘密を徹底解剖!「介護」という言葉は、どうして生まれたか、水泳帽市場を生んだ「おむつからオツムへ」の発想転換、プールを「泳ぐ場所」から「運動する場所」に、問題の「発明」を可能にする「下町のエコシステム」、美大に人材がいる時代、商品開発は文化開発である。
目次
第1章 町工場だからこそ強い(「ご近所お悩み相談」から生まれた介護おむつカバー;商品の機能を名前で表現する ほか)
第2章 商品開発は文化開発である(すぐに自社ブランドに切り替える;「寅さん」の営業スタイル ほか)
第3章 理想は「家元型企業」(新しいことを考えるのが好き:「泳法マーク」をデザイン ほか)
第4章 美大に人材がいる時代(社員にどうやりがいを持ってもらうか;クリエイティビティを落とさずに組織化を図る ほか)
第5章 会社は必ず壁にぶつかる(クリエイティブな組織ゆえのジレンマ;「いい会社」の罠 ほか)
第6章 コンセプト丸ごとのリニューアル(強みが弱みに転じる時;成熟したフィールドをリデザインできるか ほか)
著者等紹介
磯部成文[イソベシゲフミ]
1941年生まれ。フットマーク株式会社代表取締役会長。慶應義塾大学経済学部卒業後、大阪・船場で3年間の丁稚奉公を経験。67年に磯部商店(現フットマーク)に入社し、70年に代表取締役社長に。学童用水泳帽の市場を創造し、「介護」という言葉も発明した希代の商品企画マンとして知られる
三宅秀道[ミヤケヒデミチ]
1973年生まれ。経営学者。専修大学経営学部准教授。早稲田大学商学研究科博士課程単位取得退学。東京大学ものづくり経営研究センター研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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