内容説明
国策もなく伸び悩む科学技術力、人材や技術が流出し劣勢の知財戦争、中国や韓国に奪われる海洋資源…。国家の浮沈を左右する数々の問題が、政治の舞台に上ることすらなく、手付かずのまま放置され続けている。この国は衰微の果て、もはや先進国から陥落するしかないのか?かつてない岐路に直面する日本の現状を検証する。
目次
第1章 科学技術立国の危機(海亀派が牽引する「創新」;宇宙開発も外交手段 ほか)
第2章 漂流する海洋国家(竹島近海での衝突;韓国の周到な海底地名戦略 ほか)
第3章 自覚なき無資源国(資源を爆食する国;ショッキングな二通りの未来図 ほか)
第4章 安全大国の幻想(20年不在のP4施設;「日本は生物テロ容認の国」 ほか)
第5章 揺らぐ知力の基盤(覗かれていた特許情報;偽物が本物を駆逐する ほか)