内容説明
領地を一大理想郷にしようと灌漑工事に挑んだ跡を、寿庵堰の名で今に残す、伝説と言い伝えに包まれた北辺のキリシタン武士・後藤寿庵。迫り来るキリシタン迫害の嵐の中、政治と宗教の狭間を闘い抜いて、雪の中に忽然と消えて行ったその生涯を掘り起こす、渾身の長編小説―。
領地を一大理想郷にしようと灌漑工事に挑んだ跡を、寿庵堰の名で今に残す、伝説と言い伝えに包まれた北辺のキリシタン武士・後藤寿庵。迫り来るキリシタン迫害の嵐の中、政治と宗教の狭間を闘い抜いて、雪の中に忽然と消えて行ったその生涯を掘り起こす、渾身の長編小説―。