出版社内容情報
歌舞伎の現代を担う役者は、日々何を考え、舞台に上がるのか。特別な輝きを放つ若き役者の言葉、演目を通して描く、その美の源。
内容説明
歌舞伎の現在を担う役者は、日々何を考え、舞台に上がるのか―音羽屋の直系として生まれ、育つ。菊之助襲名、祖父梅幸と父菊五郎、女方と立役、シェイクスピアの歌舞伎化、先輩役者との交友、踊りの大曲への挑戦。伝統を着実に受け継ぎながら、創意工夫に満ちた再創造の道を歩む、尾上菊之助。その人生に向かい合う姿静。美の謎を探る対話。
目次
美しさの謎『京鹿子娘二人道成寺』
京・四季・南座『弁天娘女男白浪』
初対面の日『グリークス』
アッピアの夜『弁天娘女男白浪』
立役への道『児雷也豪傑譚話』
海老蔵襲名『助六由縁江戸桜』
早朝のパリ『鳥辺山心中』
菊之助の礼儀『NINAGAWA十二夜』
仲違い『加賀見山旧錦絵』
去りゆく人と『二人椀久』〔ほか〕
著者等紹介
長谷部浩[ハセベヒロシ]
1956年埼玉県生まれ。慶應義塾大学卒。演劇評論家。現在、東京藝術大学美術学部教授。東京新聞の歌舞伎評を担当。紀伊國屋演劇賞審査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 和書
- マルシェ・アンジュール