「働き方」の教科書―「無敵の５０代」になるための仕事と人生の基本

出口 治明【著】

新潮社（2014/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 263p／高さ 20cm
• 商品コード 9784103364719
• NDC分類 159
• Cコード C0030

出版社内容情報

五〇代へ向けて何を学び、五〇代からをどう生きるか。ライフネット生命の創業者が語る、悔いなく全力で仕事をするためのルール。

40代までに何を学ぶか。50代からをどう生きるか。49歳での突然の左遷、55歳での子会社出向を平然と受け入れ、59歳でライフネット生命を起業したビジネス界の革命児が語る、悔いなく全力で仕事をするためのルール。「仕事は人生の３割」「人生は99パーセント失敗する」「部下はみんな変な人である」――。人間社会のリアルが分かれば、仕事も人生も、もっと楽しくなる。

内容説明

人間社会の「リアル」がわかれば、仕事はもっと楽しくなる。２０代、３０代、４０代。それぞれの世代に、ふさわしい働き方がある。４９歳で左遷され、５９歳で起業した著者だからこその突き抜けた仕事論！悔いなく全力で仕事をするためのルール。

目次

序章　人生は「悔いなし、遺産なし」
第１章　人間と人生をどう考えるか
第２章　仕事と人生の関係
第３章　二〇代の人に伝えたいこと
第４章　三〇代、四〇代のうちにやっておくべきこと
第５章　五〇代になったら何をするか
第６章　あなたが生きるこれから三〇年の世界
終章　世界経営計画のサブシステムを生きる

著者等紹介

出口治明［デグチハルアキ］
ライフネット生命保険株式会社会長兼ＣＥＯ。１９４８年、三重県美杉村生まれ。京都大学法学部を卒業後、１９７２年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て２００６年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。２００８年４月、生命保険業免許取得に伴い現社名に変更。２０１３年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

今後の50代までのキャリアの想像がしやすく書かれていた。生命保険を扱っている著者だからか、未来を見据えた考え方に納得できた。

2014/10/06

[おさむ]

比類ない読書家で、最近は歴史のセンセイの方で有名になってきた出口さんの人生指南本。人生99パーセント失敗する。やりたいことは死ぬまでわからない。考える癖をつける。など箴言が豊富ですが、もっとも良いなと思ったのは「仕事は人生の3割」。日本人はどうしても過労になりがちなので、こうした割り切りが大事ですね。

2017/05/20

[Willie the Wildcat]

1%、3割、そして50歳・・・。数字の根底の「喜怒哀楽の総量」に同感！人生を多次元に捉え、設計。著者の言葉を借りれば、「人間のリアリティ」がBottle Neck。不安、嫌悪、欲・・・、だって人間じゃないですか～。（笑）起業も同様。著者の人生における紆余曲折も、著者の言葉に厚みを加える。「遺言」も言いえて妙。正に伝承の想いを形に遺す。”無敵の世代”！に向けてどこまで準備できたんだろうなぁ・・・。（汗）頑張ろう！

2014/10/24

[ＴＡＮＧＯ]

私にとって、｢今｣読むべき本だったと思う。難しい言葉や分かりにくい言葉は少なく、歴史や偉人の例を上げて、それぞれの年代での｢働き方｣は、共感出来るところもあるし、参考になった。仕事論なんて読んだことなかったけれど、読書としても面白く読んだ。｢仕事は人生の３割｣を、ちゃんと自分で認識すれば、仕事も楽しめそう。

2015/02/27

[mazda]

みんなが別々の仕事をすることの合理性について、比較優位の話が興味深かったです。全ての面で劣っている人でも、相対的に得意な分野に特化して結果を交換すれば、全員が得をするということだそうです。スーパーマンが1人頑張るよりも、少し能力が劣っていたとしてもみんなで頑張る方がいい、ということですね。これを理解すれば、働くことの意義が理解できる気がします。

2017/02/28