マンガ肉と僕

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103364511
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大学時代、僕の部屋を占拠したデブで不潔な「肉女」。10年後、アイツは全く別の姿で現われた。第12回R-18文学賞大賞受賞作。

人は笑うだろうけど、幸せって、これのこと? 第12回R-18文学賞大賞受賞作。大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠したデブで不潔な「肉女」。十年後、あの頃の半分の身体になったアイツは、見惚れてしまうほどきれいな笑顔をしていた。――いや、キレイ? そんなバカな! ひどく滑稽、でも必死。サマにならない恋愛にも確かにある、輝いてみえる瞬間。不思議なユーモアと共に描かれる愛すべき男女の物語。

内容説明

大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠した、デブで不潔な「肉女」。10年後、ヤツはまったく別の姿で僕の前に現われた。肉が食べられない「アルパカ男」、バーのマスター「ペリカン」、僕の前で壊れていった元恋人…一癖も二癖もある男と女が紡ぎ出す、正解のない関係性の物語。第12回「R‐18文学賞」大賞受賞作。

著者等紹介

朝香式[アサカシキ]
1971年、愛知県生まれ。短編「マンガ肉と僕」で、第12回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

梅ちゃん

23
読友さんに教えてもらったBSの読書番組で紹介されていたので読んでみました。連作短編で、タイトルの『マンガ肉と僕』の「大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠したデブで不潔な肉女」の強烈な個性に驚きながら読みました。 2014/12/03

yukalalami

20
R-18文学賞受賞作だが、官能さは控えめで変わった男女が繰り出すユーモアあふれる連作小説。出て来る女性は皆強い、そして自分勝手で僕のとこに勝手に押しかけて来て居つく。男性の方はなんか煮えきらなくて優柔不断で、、と登場人物は皆共感は呼ばないけれど、不器用ながらも一生懸命に生きてる姿はどこか愛おしい。2015/01/08

miu

17
大当たり!やっぱり好みのものが多いR18文学賞受賞作。R18といっても、あんまりそういう描写はない。表題作の『マンガ肉と僕』では、ある種の恐怖心がむくむく出てきて一気読み。でも最後はすごーくよくて!出てくる男性は少し弱くて儚くて、女性は何があっても立ち上がる。それはきっと母性があるから。『スミレ咲くころ』では泣いてしまった!朝香さん、次も読みたい♪2014/10/27

そーいち

11
第12回R18文学賞受賞作を含む連作集。この賞は相性が良くて好きな作家が多い。受賞の表題作は草食系大学生の家に居ついた醜い女性との攻防を描く物語。濃い味と薄味が交じり合った読後感で中々。流石は受賞作品。続く書下ろしは同じ世界観で目線を変えた展開。こちらはちょっと辛い。厳しいかもと思っていたが「水玉×チェック」が良かった。ダメ男を見守る男の目線をハードボイルド調に書いている。この作風が面白い。ありがちなテイストながら好きなんだよな、と実感。他の書き下ろしはしんどかっただけに評価がつけにくいが嫌いではないぞ。2023/06/15

りえ

11
登場人物が連鎖している短編集。表題作の『マンガ肉と僕』が印象的だった。マンガ肉ってなんだろうと思ったら、アニメで出てくるマンモス肉みたいなものとあって、なるほどと思った。登場人物のキャラが独特で、恋愛模様も面白かった。2015/07/18

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