出版社内容情報
朝日新聞文藝欄の編集に携り、明治大正文学の発展に大きな影響を及ぼした夏目漱石。編集者という新たな角度から考察する画期的評伝!漱石なくして大正文学なし。漱石は近代文学における最高の編集者だった!! 編集感覚に優れた正岡子規の薫陶を受けた漱石は、わが国最初の装幀家・橋口五葉を育てあげ、さらには朝日新聞文藝欄の編集者として精力的に活動する。寺田寅彦、鈴木三重吉、中勘助、野上彌生子、志賀直哉など多くの作家を登用、新たな文学の展開に大きく寄与した。漱石の編集者としての軌跡に光をあてる画期的文芸評伝。
長谷川 郁夫[ハセガワ イクオ]
著・文・その他
内容説明
編集感覚に優れた正岡子規と親交を結んだ漱石は、わが国最初の装幀家・橋口五葉を育てあげ、さらには朝日新聞文藝欄の編集者として精力的に活動する。寺田寅彦、鈴木三重吉、中勘助、野上彌生子、志賀直哉など多くの作家を登用、新たな文学の展開に大きく寄与した。編集者という新たな視点から漱石を捉える画期的評伝。
目次
第1章 正岡子規
第2章 松山、熊本、ロンドンへ
第3章 ロンドン滞在
第4章 小説家誕生
第5章 早稲田南町七番地
第6章 透明な伽藍
第7章 「東京朝日新聞」文藝欄
第8章 小さな未来図
第9章 新しい「真」
著者等紹介
長谷川郁夫[ハセガワイクオ]
1947年、神奈川県生まれ。大阪芸術大学文芸学科教授。早稲田大学文学部在学中に小沢書店を創立、2000年9月までに数多くの文芸書の編集に携わった。2006年刊の『美酒と革嚢―第一書房・長谷川巳之吉』で芸術選奨文部科学大臣賞、やまなし文学賞などを受賞。2014年刊の『吉田健一』で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ケイ
Willie the Wildcat
kaoru
Sosseki