編集者 漱石

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電子版あり

編集者 漱石

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月19日 04時10分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103363927
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

朝日新聞文藝欄の編集に携り、明治大正文学の発展に大きな影響を及ぼした夏目漱石。編集者という新たな角度から考察する画期的評伝!漱石なくして大正文学なし。漱石は近代文学における最高の編集者だった!! 編集感覚に優れた正岡子規の薫陶を受けた漱石は、わが国最初の装幀家・橋口五葉を育てあげ、さらには朝日新聞文藝欄の編集者として精力的に活動する。寺田寅彦、鈴木三重吉、中勘助、野上彌生子、志賀直哉など多くの作家を登用、新たな文学の展開に大きく寄与した。漱石の編集者としての軌跡に光をあてる画期的文芸評伝。

長谷川 郁夫[ハセガワ イクオ]
著・文・その他

内容説明

編集感覚に優れた正岡子規と親交を結んだ漱石は、わが国最初の装幀家・橋口五葉を育てあげ、さらには朝日新聞文藝欄の編集者として精力的に活動する。寺田寅彦、鈴木三重吉、中勘助、野上彌生子、志賀直哉など多くの作家を登用、新たな文学の展開に大きく寄与した。編集者という新たな視点から漱石を捉える画期的評伝。

目次

第1章 正岡子規
第2章 松山、熊本、ロンドンへ
第3章 ロンドン滞在
第4章 小説家誕生
第5章 早稲田南町七番地
第6章 透明な伽藍
第7章 「東京朝日新聞」文藝欄
第8章 小さな未来図
第9章 新しい「真」

著者等紹介

長谷川郁夫[ハセガワイクオ]
1947年、神奈川県生まれ。大阪芸術大学文芸学科教授。早稲田大学文学部在学中に小沢書店を創立、2000年9月までに数多くの文芸書の編集に携わった。2006年刊の『美酒と革嚢―第一書房・長谷川巳之吉』で芸術選奨文部科学大臣賞、やまなし文学賞などを受賞。2014年刊の『吉田健一』で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

128
漱石関連の書籍をある程度読んでいれば、目新しさはないが、改めて振り返る上で 新しい視点を得られる。学生時代から子規の死まで続いた交友は、若者が抱く同性愛的憧憬は確かに感じる。研鑽においての同志を失い、ロンドンで日本の文壇の遅れを痛感し、編集者というか、導く者としての使命を強く感じたのであろう。そして、彼のその志をそばで見て支えた寺田寅彦の存在は大きい。留学中の英女王の死去と壮大な葬式が明治天皇崩御時に漱石に与えた考え方への影響、天皇崩御後に自決した乃木夫妻についての想いは『こころ』の理解に一助となる。2019/05/02

Willie the Wildcat

64
「木曜会」などの私的交流と、朝日新聞文芸欄等責任者の公的言動を通した育成。信条や師弟関係などの枠に捉われず、文壇的党派性のない文芸界の発展が念頭の姿勢が全て。心底に、子規への使命感も滲む気がする。加えて、装幀家などの”裏方”の成長にも寄与。突き詰めると、氏のヒトとしての魅力が、ヒト・モノ・カネを惹きつける感。漱石山房の印を押したくて仕方ない氏の子供っぽさも、もれなく氏の魅力也。印象的なのが『伽藍』の件。二葉亭四迷氏への”同質”の思い。因みに思わず笑ったのが、虚子氏の”万鳥”の件。著者の漱石愛が溢れてる。2019/01/11

kaoru

10
漱石の生涯を「編集者」という側面から描いた著書。装丁家橋口五葉を起用し、弟子たちを作家として育てようと努め、朝日新聞の文芸欄に心を砕く。「音楽会や帝国座」に通うエリート層に属しながら長塚節の『土』に感動するなど、当時の文学に幅広い目配りを忘れず、岩波書店に多大な貢献をした。これまで教師や創作家としてのみ注目されがちだった漱石の新しい面を知った思いがした。漱石の人格的マグネティズムに気づいた芥川が「門弟の誰れもが感取できなかった危険な電磁波を理知的な感覚によって捉えた」という記述は正鵠を得ていると感じた。2018/12/24

Sosseki

2
新聞社勤務、会を通しての弟子の育成、編集者としての一面を子規から引き継いだ漱石という視点での一生を時系列に紹介している。今までバラバラに読んでいた書簡や出来事の前後関係がハッキリして、なかなか面白かった。力作!2019/02/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12888465
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品