出版社内容情報
一日四十万人が利用するという新幹線。その車窓は日本で最も知られた風景でもあるが、実は知っているようで知らないことばかり……。
日本で最も見られている車窓風景。でも、その本当の面白さをあなたはまだ知らない！ 小田原が近づくと突如現れる斜面の「三角住宅」地帯、巨大な化粧品会社の野立て看板――１日40万人が利用する東海道新幹線の窓から見える風景から建物・看板まで。在来線の三倍速で飛び去る、知っているようで知らない車窓を、地図の達人が自前イラストと地形図を駆使して語り尽くした東海道新幹線車窓案内の決定版！
内容説明
日本一見られている車窓を地図地形の第一人者が徹底紹介。名だたる川、遠望する名山の数々、日本を代表するメーカーの工場群…一瞬で通過するからこそ焼き付く残像の正体がここに。
目次
東京―かなりレトロな丸の内
多摩川―密集市街地は東京の絶景
新横浜―ハイスピードはここに始まり、ここに終わる
二俣川―とりとめのない台地に睡魔が襲う
高座渋谷―えっ、まだここ！？意外に長い神奈川県
相模川―関東西端を縁どる丹沢山系
大山―崖に張りつく三角屋根住宅群
大磯―大磯、といっても山の中
小田原―矢倉岳を見逃すな
根府川―ほとんどトンネル、ちらっと相模湾〔ほか〕
著者等紹介
今尾恵介［イマオケイスケ］
１９５９年横浜市生まれ。小中学時代より地形図と時刻表を愛好、出版社勤務を経てフリーライター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
30
実は乗り間違えで“こだま”まで名古屋に行ったことがあります。だって数分単位での発着なんだもん（苦笑）それでも全ての駅に停まるだけで、最高速度になると景色を見落としやすいのは変わりませんね。新横浜すぎて田畑が増えてからです。キュイーンとトップスピードになるのは。この本、駅間を数頁に分け、本来の地図だけでなく、手書きも載せ、何があるかを更に判りやすく。縦断図もあり、新幹線がいかに直線が多く起伏が少ないのが目に入ります。掛川周辺のロゴが入った工場が多いのは、727化粧品の看板と同じくらいの宣伝効果かも（笑）2015/05/23
涼
0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2014/09/post-f362.html2017/02/17
ぽぱー
0
普段何気なく眺めて通り過ぎていく風景の正体が分かって楽しい。新幹線の車窓を左右1kmずつの地形図と写真で追っていく。今井さんの分かりやすい解説・略地図も好印象。2015/04/04
onepei
0
類書は数多けれど、ここまで凝った本は初めて。地形図を実寸で掲載しているにもかかわらず、始発の東京駅を見開き右ページ端、、終点の新大阪駅を見開き左ページ端にピタリとおさめたのはお見事。2014/10/05
Kunio Hanaoka
0
大阪までの左右の車窓を、地図とともに紹介したもの。たまにはこういうのも楽しい。2014/10/04
