- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > テレビ業界
出版社内容情報
ジャニー、メリー、「嵐」のこと、廃業。旧ジャニーズ事務所代表の肉声。旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を浴びた、元社長・藤島ジュリー景子とはどんな人物なのか? 彼女はいま何を思うのか? 国民的アイドル「嵐」との出会いと活動終了、叔父・ジャニー喜多川との関係、母・メリーとの確執、ファンとタレントたちへの思い、事務所廃業──。一人の小説家に、はじめて胸の内を明かした。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
TATA
34
早見さんがジャニーズの関連に切り込むインタビュー、なんでこの作品は早見さんによるものなのか今ひとつ分かりかねるのだけどまあ一読してみた。色々お騒がせだった藤島ジュリー景子さん、モーレツな批判に晒されながらさぞかし失意の日々だったのだろうと。ただ、メディアで報道されることが常に真実とは限らないはずで。そう言えば昔小保方さんの手記も読んだ。どっちが真実かとか分かるわけもなく、きっと真実も虚構も混ざっているはずなんだろうけど双方の言い分、認識をちゃんと見ておくってのは大事なことだと気づきます。2025/10/06
けえこ
25
地区センター棚に並んでいたので、話題の本でもあり読んでみようかなと。「何故インタビュアーが早見和真?」の疑問は、作者とジュリーの「笑うマトリョーシカ」ドラマ化からの関係ということで納得。 P97「(メリーは)ファンコミュニティを作るのは天才的に上手だった…」ジャニオタみなさんの入れ込みの強さについても納得。 旧ジャニーズタレントについては疎いので、あぁそうなんだ?くらいの感想です。2025/10/14
ヒロ姐
24
勘違いや間違った報道、悪意を伴う憶測に付きまとわれ喜怒哀楽を露わにする事すらやめてしまった潔くも余りに哀れなジュリーさん。叔父と実母の残骸を精一杯の誠意で片付けようとしてきた苦労と葛藤。唯一の家族である娘と残留を選択したタレント達への深い愛情。私が勝手にジュリーさんに抱いていた加害者側のイメージを払拭できた事、入念な下調べから始まる作家早見さんの強靭な覚悟が窺え、物心ついた頃から筋金入りのジャニオタだった私自身にはとても興味深い一冊だった。2025/07/28
みつにゃん
20
SnowMan好きとしては、これは読んでおきたいと思った一冊。これまでジャニーズに疎かった私は、国民的アイドル嵐の苦労や境遇は初めて知ることばかりで、心底驚いた。ジュリーさんは、とても冷静で誠実で頭のいい方という印象。SnowManが事務所に残ってくれたことに一番驚き、嬉しかったとのこと(私も退所すると思ってた)。そして、ラウール評が『二十歳のお面をかぶったオジサン』には笑えたし物凄く納得もした。ダントツで賢い、にも…。ジュリーさんに社長として残ってほしかった。ありがとうございました。2025/08/10
マツユキ
15
軽く報道を目にする程度だったんですが、去年から関西グループに興味を持ったので、読んでみようかと。インタビュアーの言葉に、ああ、そういうイメージなんだなと再確認しました。ジャニー、メリーの才能、情熱は確かだったけど、会社としては、成立していなくって、実際問題は山積みだったんだな。ジュリーさんのファンやタレントへの気遣いや責任感に感動しましたが、それはタレントたちにも共通しているような気がします。ジュリーさんの気持ちを言葉として引き出した早見和真さんにも感動しました。2025/10/21




