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出版社内容情報
ジャニー、メリー、「嵐」のこと、廃業。旧ジャニーズ事務所代表の肉声。旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を浴びた、元社長・藤島ジュリー景子とはどんな人物なのか? 彼女はいま何を思うのか? 国民的アイドル「嵐」との出会いと活動終了、叔父・ジャニー喜多川との関係、母・メリーとの確執、ファンとタレントたちへの思い、事務所廃業──。一人の小説家に、はじめて胸の内を明かした。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロ姐
22
勘違いや間違った報道、悪意を伴う憶測に付きまとわれ喜怒哀楽を露わにする事すらやめてしまった潔くも余りに哀れなジュリーさん。叔父と実母の残骸を精一杯の誠意で片付けようとしてきた苦労と葛藤。唯一の家族である娘と残留を選択したタレント達への深い愛情。私が勝手にジュリーさんに抱いていた加害者側のイメージを払拭できた事、入念な下調べから始まる作家早見さんの強靭な覚悟が窺え、物心ついた頃から筋金入りのジャニオタだった私自身にはとても興味深い一冊だった。2025/07/28
みつにゃん
15
SnowMan好きとしては、これは読んでおきたいと思った一冊。これまでジャニーズに疎かった私は、国民的アイドル嵐の苦労や境遇は初めて知ることばかりで、心底驚いた。ジュリーさんは、とても冷静で誠実で頭のいい方という印象。SnowManが事務所に残ってくれたことに一番驚き、嬉しかったとのこと(私も退所すると思ってた)。そして、ラウール評が『二十歳のお面をかぶったオジサン』には笑えたし物凄く納得もした。ダントツで賢い、にも…。ジュリーさんに社長として残ってほしかった。ありがとうございました。2025/08/10
ドウマンガニ
9
性加害の賠償を追うべき企業トップの告白としては甘さを感じてしまうが、めちゃくちゃな母親や叔父を持ち血脈に翻弄された女性の人生を描くノンフィクとしてはとても面白いし、かなり正直に発言してるのでは。身勝手な母親から探偵をつけられた過去を告白しつつ、それでも母は性加害を知らなかったのではと信じてしまうのは、毒親問題の複雑な多面性を思わせて興味深い。本書を読む前は、著者がこの本を描いて何のメリットがあるのかと懐疑的だったが、ロイヤルファミリーで血の継承を描いた作家ならではの物語になっていると感じる。2025/07/18
えむむ
8
抱いてたイメージよりも、ジュリーさんが意外に普通ぽい人だった。普通のできる女社長って感じ。ジャニーさんとメリーさんに振り回された感じ。タレントさんとファンを悪く言わないの好感もてる。大変たったろうからゆっくり休んでほしい。2025/07/30
こうめ
8
ジュリーさんを、ジャニーさんやメリーさん同様に、絶対的権力を持つ強権的な存在として想像していたが、この本から伝わってくるのは、知的で物静か、感情がフラットで、自分が前に出るより誰かのために動くことが好きな女性だということ。自分の言う事を聞く人には優しいけれど、思うようにならない相手にはイジワルになる母、メリーさんとの関係に振り回されてきた娘という立場を理解すると、話していることや、所属タレントの退社などのあれこれが、いろいろ辻褄が合う。ジャニー&メリーの死後に明らかになった性加害のあれこれは、2025/07/27
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