出版社内容情報
ポッコリお腹の中年男。彼、これでも神様なんです――人間たちの「神頼み」に振り回されたり寄り添ったり。ドタバタエンタメ、開幕!
内容説明
「今からあんたの願いをひとつだけ叶えてあげる」。デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗るアヤしげな男たち。肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う…?笑って笑って最後にほろり。わちゃわちゃ神頼みエンターテインメント。
著者等紹介
万城目学[マキメマナブ]
1976(昭和51)年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。化学繊維会社勤務を経て、2006(平成18)年に『鴨川ホルモー』でボイルドエッグズ新人賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
628
【サイン本】万城目学ファン必見の作品でしたね!面白かったです。あのビルに、あの子も出てきて、ちょっとしたオールスター感謝祭です(笑)神様の仕事も大変だよ。決して神々の遊びではないことがわかりました。ノルマもあるらしいし、神様の苦労も伝わります。昇格も考えて一生懸命、頑張っている神様だからこそ、自分達は常日頃、神様に感謝をしなきゃいけないですね(^^)短編集ですが、どの話も好きです。久しぶりにソフトで軽快な万城目ワールドを堪能できる作品でした(^-^)2017/07/17
starbro
607
万城目学は、新作中心に読んでいる作家です。パーマネント(永遠なる)神が活躍する連作短編集、さらりと一気読みしました。オススメはバベル九朔も登場する『トシ&シュン』と表題作の『パーマネント神喜劇』です。私は無神論者ですが、こんな神様(但し、ビジュアルは好きじゃない)だったら信じても良いかなぁ(笑)2017/08/07
ウッディ
522
主人公は、神社の神様(表紙の絵のような)。専門分野は縁結び、せこくて、小心者だけど、根は善人。まだ下っ端だけど、恋の願いを一つでも多く成就させて、自分の昇進をもくろむ、そんな人間くさい神様が繰り広げる神の世界のドタバタコメディと小さな奇跡を使っての幸せなカップルの誕生物語。ほのぼのとした神社業界(?)の裏話を読んでいるようで、こんな神様がいるなら、もう少お賽銭を増やしても良いかなと思いました。それにしても、万城目さんは、どうしてこんな奇想天外な物語は書こうと思うのか、頭の中をのぞいてみたい。2018/01/26
うっちー
379
万城目さん新境地。続編は?2017/07/14
マ・クベ
363
つかみ所がたくさんあり、心温まる作品でした。今までにない感じで、楽しく読み進めることができました。バベル・かのこちゃんあたりが出てきて、また、そちらも読みたくなりました。2017/08/01