談春 古往今来

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103358312
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

入門から30年、落語家立川談春の軌跡を折々のインタビューやエッセイ、対談で辿る。単独公演全演目も網羅。

入門から三十年、談春(オレ)は談志(イエモト)と同い年になった。談志になりたいと憧れた少年は、いまや「最もチケットが取れない落語家」になった。だが、それは談春の一面にすぎない。強気と繊細。熱情と冷静。自分の正味を容易にはつかませない「揺らぐ人」が、十年間の折々に、羽織を脱いで語った落語と人生の流儀。一千席をゆうに超える「単独公演全演目」も網羅した永久保存版。

内容説明

折々のインタビューやエッセイなど25編を収録。単独公演全演目も網羅!

目次

第1章 なぜ「古典」を演るのか(艶でやんちゃで端正で;滲む血もあれ ほか)
第2章 師匠、畏友、好敵手(対談 談春七夜へ(福田和也)
ひねくれ者の自分を褒めてくれる人 ほか)
第3章 『赤めだか』それから(受賞の言葉(第二十四回講談社エッセイ賞)
一世一代の“ラブレター” ほか)
第4章 「三十年」のその先へ(水紋;恋と落語 ほか)

著者等紹介

立川談春[タテカワダンシュン]
落語家。1966年、東京生まれ。十七歳で立川談志に入門(前座名・談春)。88年に二ツ目、97年に真打となる。2008年、処女作『赤めだか』で第二十四回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nonpono

70
今年、仙台に談春の落語へ。3回目。談春の真打までを自分で書いた「赤めだか」にびっくりして泣いた。談志が優しくも怖くも凄まじい。さて本書エッセイで久しぶりに泣いた。さだまさしが言ってくれた、「長所だけ伸ばせ」も、けだし名言。「でも、俺は揺るがない。だって談志に教わったんだから。」ハードボイルドなんて死語かもしれないがハードボイルドなんだ。そこに確かな愛と矜持があるから共鳴するんだ。先代の中村勘九郎との会話もしびれる。そして、自分も何度も捨ててきて、諦めた夢にまた向き合おうと思えました。ありがとうございます。2025/10/07

ぐうぐう

29
『赤めだか』は、立川談春の名を一躍有名にした。評価も高く、事実、良く売れた。なので、二匹目のドジョウを狙おうと出版社が考えるのも無理はない。しかし、談春のエッセイで一冊の分量には足りなかった。ゆえに、インタビューや対談なども盛り込み、ごった煮のような本ができあがった。そんな苦しい台所事情が読めてしまうところが、『談春 古往今来』の悲劇だろう。対談まではわかるものの、雑誌に掲載された談春の記事まで持ってくるのは、いかがなものか。記事は当然、記者が書いたものだ。(つづく)2016/04/24

しーふぉ

27
赤めだかを読んだ流れで再読した。関西兄さんの最期に涙。さだまさしや中村屋など出会いが人間を成長させる。2019/06/25

しーふぉ

25
ドラマの赤めだかが面白かったので読んでみた。マイナス思考だけど強気、筋の通らない話には納得しない人柄がよく分かる。落語もチケットが全く取れないほど人気ある人だったのですね。言葉には妥協をしないプロです。2016/05/04

ひろ☆

24
インタビュー記事からの抜粋。前半は10年くらい前。後半はここ最近。 10年前とは、売れっ子になり、ドラマにも出て、立場や心持ちも変わっただろう。2014/11/18

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