結び屋おえん 糸を手繰れば

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103356714
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

結び屋――それは人の縁をつなぐ仕事。子と生き別れ、婚家を追われた女が取り持つ、男と女の間柄とは? 新星が放つ人情小説決定版!

結び屋――それは、人のご縁を繋ぐ業。新星が放つ人情小説決定版! 無実の罪を着せられ、大店の妻の座を追われたおえん。悲しみの中でひとり過ごすうち、ひょんなことから男女の縁組を取り持つことに。一筋縄ではいかない依頼者たちの望みを少しずつ叶え、下町暮らしにも慣れたころ、婚家に残した息子の悪い噂が耳に入ってきて……。市井の人々の細やかな情愛が胸にしみじみ染入る連作時代小説。

内容説明

結び屋、それは人のご縁を繋ぐ業。無実の罪を着せられ、大店の妻の座を追われたおえん。悲しみの中で過ごすうち、ひょんなことから魚河岸の女仲買いと商家の若旦那の縁談を取り持つことに。でも商家の奥には、手ごわい姑が構えていて…。悲しみと幸せが降り積もる連作時代小説。

著者等紹介

志川節子[シガワセツコ]
1971(昭和46)年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、会社勤務を経て、2003(平成15)年「七転び」で第八三回オール讀物新人賞を受賞。2013年『春はそこまで 風待ち小路の人々』が第一四八回直木三十五賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BlueBerry

60
仲人を生業にした女性の連作短編集。人情物としては安定している感じですね。盛り上がりには若干欠ける感じだったと思います。2014/07/16

美月0217

31
う~ん・・なんだろう・・悪くはないけど物足りない・・が本音かも・・お嬢様であった人が仕立て屋だけで食べていけたりとか(もちろん貯金もあるだろうけど)長屋にすんだり(無理なんじゃないか?と思ってしまう)ついつい買ってしまう着物(中古でも)とか・・生活感がない感じ・・そして一番??は人と人の縁を結ぶ・・って仕事・・さらっと読めるけどなんだかやっぱりう~ん・・でした。よいこと書けなくてごめんなさい。2016/10/10

baba

27
夫から濡れ衣を着せられたおえんが他人の縁組の世話をやく、偶々そうなったがのであろうが「結び屋」の看板を掲げる心情がわらない。一つ一つの縁組みはそれぞれの人物の様子が伝わり面白い、更に元番頭の丈右衛門や長屋の人々の活躍は読んでいて楽しい。長屋の市井ものとしては良かった。おえん自身の妻として、母として、女としての魅力がなかなか伝わってこないのが残念です。2014/09/10

ひさか

26
2014年5月新潮社刊。書下ろし。アンソロジーで志川さんが良かったので、読んでみました。おえんはもちろん、登場人物たちにも味があり、6つの連作短編をうまく配置してあって、読み応えがありました。続きが出ても良さそうなくらいの出来だと思います。と思って調べたら、芽吹長屋仕合せ帖シリーズとして改題されて新潮社から出ていました。楽しみです。2018/06/01

松風

26
「手のひら、ひらひら」が良かったので、こちらも。おえんのそれまでの生き方、考え方や置かれた状況で「結び屋」とは唐突な…。お茶を淹れるのが上手い、という美点もとってつけた妻女観みたいなものが透けて浅はかな気がした。夫も姑もひたすらむなくそ悪い。ただ、一つ一つのエピソード、語り口はやっぱり良い。シリーズ化されたら、おえんの成長を信じて読む。2014/08/03

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