出版社内容情報
今こそ、からだを取り戻せ! 世界が注目する舞台芸術家が、内外に蔓延する末期的情況の病理を明かす。実体験に基づく端的な処方箋。
少子化対策? 是非もない。男が野生の魅力を回復することだ。むろん、女も。刮目すべき上演の数々で世界的に高い評価を受け続ける舞台芸術家が、とりわけ3・11以降、国内外に蔓延する末期的な諸情況に警鐘を鳴らし、問題の根源を同時代史の病理の中に明かす。身体表現の極限を追求して止まない著者が提示する、実体験に基づく極めて端的な処方箋。今こそ、からだという総合感覚器官の力をとり戻せ!
内容説明
刮目すべき上演の数々で世界的に高い評価を受け続ける舞台芸術家が、とりわけ3・11以降、日本に発して今や国外にまで蔓延し始めている末期的な諸情況に鋭く警鐘を鳴らし、その深刻さにさえ気づかぬまま現在が抱え込んでしまった諸問題の根源を、戦後の同時代史の病理の中に明かす。身体表現の極限を追求して止まない著者が提示する、実体験に基づく極めて端的な処方箋。一刻も早く、からだという総合感覚器官の力をとり戻さなければ―。
目次
第1部 戦後、私たちが生きた時代
第2部 からだと感性(からだについて;感性とはなにか;からだ・感性との対話)
第3部 現象を読む(男性と女性;多様であること;未来へ)
著者等紹介
小池博史[コイケヒロシ]
舞台芸術家。舞台芸術の学校校長。1956年、茨城県日立市生。一橋大学社会学部卒。1982年に設立し、3・11の経験を踏まえて2012年に解散したパフォーミング・アーツ・カンパニー「パパ・タラフマラ」の全五十五作品の作・演出・振付を主軸に、手掛けた作品は多数。舞踊・演劇・美術・音楽等、様々なジャンルを巻き込みながら舞台空間全体を一つのアートに築き上げる手法の作品群は世界三十ヵ国以上で上演され、高い評価を得ている。現在、創作・教育・発信という三つの活動を通じて、あらゆる事物の多角的な架け橋となることを目指す「小池博史ブリッジプロジェクト」を始動、鋭意展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nizimasu
orange21
まんぼう
井上岳一