出版社内容情報
新しい時代の日本史は、どんなものだろうか? ハーバードで教鞭をとった新鋭が、ヨーロッパへの旅のなかから見つけたヒントと閃き。
ベストセラー『ハーバード白熱日本史教室』で大注目の著者、待望の新刊! ハーバード大学の日本史講座で人気を博した新鋭が、世界へと開かれた新しい日本史像を模索するべく、旅に出た! 長い歴史を誇るイギリス、ケンブリッジ大学に研究拠点を移し、アムステルダム、ボン、パリ、ウィーン、ミラノへ……。旅と追想の中で、若い感性がたぐり寄せたものとは――。閃きと予感に溢れた清新なエッセイ。
内容説明
ハーバードからケンブリッジへ!日本から北米へ、北米からヨーロッパへ。日本を離れたところにいると、異国の人が見ているプリズムの中の光の道筋が見えてくる。
目次
1 水の街アムステルダム(はじめての旅;マルチカルチュアリズム;ヴィジョン)
2 時の街ボン(異国で日本を語る;フリーマン・ダイソンとの出会い;生きている歴史)
3 光の街パリ(歴史のプリズム;命とインプレッション;それぞれのプリズム)
4 音の街ウィーン(現在を生き、未来を生きる時間;失われた命を語る;歴史をシェアする)
5 匠の街ミラノ(「現代のWe」;戦後を生きる)
著者等紹介
北川智子[キタガワトモコ]
1980年福岡県生まれ。歴史学者。専門は中世日本史と中世数学史。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学で数学と生命科学を専攻、同大学院でアジア研究の修士課程を修了。プリンストン大学で博士号を取得。2009年より3年間ハーバード大学で教鞭をとり、「ティーチング・アワード」を3年連続で受賞。学内の「ベスト・ドレッサー賞」、「思い出に残る教授」にも選出される。現在は英国ケンブリッジ・ニーダム研究所を拠点とし、学会発表や執筆活動をしている。ニュートン数理科学研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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