これでいいのか、日本のがん医療

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これでいいのか、日本のがん医療

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103334316
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

なぜ、がんの新薬の開発が進まないのか。日本の医療を立て直すために、あえて米国へ旅立った世界的な遺伝医学研究者が警鐘を鳴らす。

日本の医療を立て直すため、あえて日本を後にした遺伝医学の世界的権威が語る。基礎研究は世界的にもトップレベルであるにもかかわらず、日本ではそれをがんなどの新たな薬や治療法の開発に結びつけることができないでいる。世界中でゲノム創薬が本格化する中、このままでは日本は取り残されてしまう。何がこの国の医療の発展を妨げているのか? 医学界、霞が関行政が抱える病根に鋭くメスを入れる!

内容説明

日本の基礎研究のレベルは高いのに、なぜ、それが新しい薬や治療法の開発に結びつかないのか?日本の医療を立て直すために、あえて日本を後にした遺伝医学の世界的権威が語る。

目次

第1章 私の原点(米国留学を決断させた外科医時代の経験;ユタでの運命の出会い ほか)
第2章 築地の壁(がんセンター研究所長に就任;標準治療という名のマニュアル ほか)
第3章 霞が関の谷間(オールジャパンの意気込みで;錚々たるメンバー参集 ほか)
第4章 世界初の新薬めざして(フランスの古都リヨンで;十年の歳月をかけて ほか)

著者等紹介

中村祐輔[ナカムラユウスケ]
1952年大阪府生まれ。77年大阪大学医学部卒業。阪大医学部附属病院、市立堺病院などで外科医として勤務し、がん治療のみならず救急医療にも携わる。84年遺伝とがんの関連性を研究するために渡米。ユタ大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員として、黎明期のゲノム研究と出会う。87年同大学人類遺伝学教室助教授に就任。89年に帰国後、癌研究会癌研究所生化学部長などを経て94年東京大学医科学研究所教授、95年同研究所ヒトゲノム解析センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

1.3manen

19
官僚や医療機関の既得権益ではなく、 患者さんやその家族の気持ちを慮った 目線で医療政策を(23頁~)。 ゲノムの膨大な遺伝子データには、 新たな研究分野を切り拓き、 これまでとは違う治療法や診断法 を生み出す可能性がある(27頁) というのが著者の主張である。 イネは聞いたことがあったが、 人間の病気治療に役立つ研究は 今後とも重要だと思われる。 不確実性のリスクを社会全体で いかにとるかということが 重要(85頁)。 ゲノム研究の成果で、 副作用を未然に防ぐことも視野に 入ってきたと(214頁)。  2014/06/05

ほよじー

4
★★★★先進国でありながら、がんの先進医療が受けられず、がん難民が発生する国、日本。元国立がんセンター研究所長、元医療イノベーション室長を経験した中村氏の指摘は頷ける。日本のがん治療を取り巻く問題点の根は深い。霞が関の縦割り行政の弊害などはがん治療だけの問題ではない。日本の精密機械の技術が医療機器の開発に殆ど生かされていないのも悲しい。それにしても、朝日新聞が中村氏に対して行ったがんワクチンに関する誹謗記事の目的は何だったのか?2013/04/25

ハナちゃんと一緒

0
中村先生の日本の医療に対する熱い思いが伝わってくる本です.なかでも大震災後、悪条件の中で奮闘される姿勢には心を打たれます.そして、一方、最先端の医学が最新の医療に直結するアメリカ.しかし、優秀な科学者・医学者が描いてくれる理想と日本文化の風土はなぜかあまり調和しないようです.このことにもどかしい思いをするのは著者中村先生だけではないはずです.そんなことを改めて考えさせてくれる1册です.2013/06/26

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