白き隣人

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白き隣人

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103329312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

なぜ記者は標的にされ、美青年は女性を愛さないのか。おぞましい贈り物、見えぬ狙い、狭まる距離。新鋭が放つモダンホラーの大傑作。

鳥肌必至のモダンホラー! 三浦しをんらを輩出した文芸エージェントから大型新人、またも登場! フリーランスの女性記者はなぜ標的にされたのか。高学歴の美青年はどうしてあの娘を受け入れず、拒むのか。おぞましい贈り物、見えない狙い、噛み合わない会話、やまない嫌がらせ、誰がシロで、誰がクロか……。「なかったこと」には、出来ない。もう一線を越えてしまったから。夜と隣人、宅配便と食事が怖くなる、ホラー小説の大傑作(マスター・ピース)。

内容説明

女性ライターのマンションに宅配便が届く。差し出し人は仕事関係だったが、中身は目を覆わんばかりのおぞましいものだった。高学歴の美青年は合コンで紹介された女性と意気投合しながらも、彼女を拒もうとする。見えない狙い、噛み合わない会話、やまない嫌がらせ、誰がクロで誰がシロなのか…。予測不能、理解不能のダブルに襲われるモダンホラー&サイコサスペンスの傑作。

著者等紹介

石岡琉衣[イシオカルイ]
1974年、富山県生まれ。名古屋大学法学部卒。テレビ局で報道記者、ディレクターとして勤務。その後、漫画家に転身して執筆活動をしていたが、病のため、現在は文筆にシフトしている。2011年『白馬に乗られた王子様』で第12回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しろ

17
☆7 よくあるしっかりと描いた小説かと思いきや、サイコサスペンスとして途中から輝き始める。隣人の異常さの上げ下げがとても上手い。ついつい、最後のオチに驚いてしまった。超王道のサイコなのに上手く他にも誘導しているからいい感じ。そしてその後の不安を煽るのも想像含めで面白い。なかなか期待の新人だ!2012/12/01

ren5000

13
普通にストーカー話かと思いきや見事にミスリードに騙されてしまいました。でも真相が明らかになってからのほうが怖いし、ぞっとしました。ネタバレになるからあまり書けないけど鈴野さんみたいな人は怖いねえ。2013/01/04

ショコラテ

12
デビュー作と同一人物が書いたとは思えないほどの転換ぶり。非常に好みです、サイコサスペンス。鈴野のキャラ造形、上手いなぁ。女に縁のない天然しょぼキャラと思わせておいての、肉体美設定。あの人が犯人なんじゃないの?と匂わせておいての、怒涛の後半。途中で鈴野の嗜好は推測できましたが、物語への期待度に影響ありませんでした。伏線の回収も素晴らしい。そして、美しく終わったと思わせておいての、不穏なラスト。に、逃げて~。楽しみな作家さんが一人増えました。神様ありがとう!2012/12/09

hideboo

11
『三浦しをんらを輩出した文芸エージェントから大型新人』と帯にあったので興味津々で読みました。途中でまどろっこしいところはありましたが、展開にスピード感があるので好印象です。サイコサスペンスと言うには、怖さに欠けるような気がしましたが、鈴野のキャラ設定はなかなか良かったと思います。次作も期待します。2013/01/03

鈴子

9
鈴野兼好のキャラがなかなかいい。そのあたりに居ない不思議ボーイ。お付き合いするのは、こっちがモヤモヤイライラさせられそうで無理。あ、向こうもそう言いそう(笑)遼子はライターだけど、自分の彼氏のことはノーマークなのか。信用し過ぎだろ。華恵の崩れっぷりも怖い。2023/11/04

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