出版社内容情報
人工知能に優る学習能力! 生後数日で大人の顔真似!? 秘められた能力がここまで明らかに!! 赤ちゃんを見る目が変わる一冊。
ピタッと泣き止む現象の秘密や子守歌の効き目まで、気になる「謎」を大解明! いつから自分と他人を区別できているのか、発語前に言葉をどう聞いて覚えていくのか、目に入る周りのモノたちをどんな風に見ているのか……。不思議だらけの新生児期、乳幼児期の知能、認識、感覚などを科学的アプローチで解き明かした、赤ちゃんを見る目が変わる「なるほど!」が満載。子育て、孫育てがもっと楽しくなる!
内容説明
ピタッと泣き止んじゃう秘密って?子守歌の効き目は?どうやって言葉を覚えるの?新生児期・乳幼児期の気になる「謎」を科学が大解明。
目次
第1章 「自分」を知る赤ちゃん
第2章 赤ちゃんと音楽
第3章 相手にどう働きかける?―子どもの社会行動
第4章 赤ちゃんが見ているモノの世界
第5章 赤ちゃんに学ぶロボット、赤ちゃんに教えるロボット
第6章 赤ちゃん学の今と未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろまによん
5
形からではなく本から入るタイプなので……。新生児・乳幼児期の発達についてわかりやすく記されている。国内外で行われた実験などを紹介しつつ、そこから得られる知見と仮説が書かれており、読み物として非常に楽しめる一冊。人間はスゴいな。2016/06/17
てふてふ
4
いろんな実験が載ってておもしろい。実験者の赤ちゃんへの愛が伝わってきます。「この素晴らしき世界」の訳も良い。語り掛けと歌いかけの違いについてが、なるほどなーと思った。意識してマザリーズで語り掛けるようにしてるけど、あまり好きじゃないらしく、歌ってあげると喜びます。あと、ロボットと違って人間はモノの本質的な特徴を捉えることができる、というのにドキっとした。色んなハードルをやすやすと越える人間の赤ちゃんて、やっぱ賢い。2014/11/06
naotan
4
子育ての合間に読みました。赤ちゃんって賢いなぁ。2014/09/13
7a
3
赤ちゃんに関する研究者が様々な観点から考察する論文集。興味深いという意味で面白い。こういう研究を行っている機関にも興味が沸くし、彼らが赤ちゃんたちから学ぶためにあれこれ趣向を凝らしているところもニヤリとしてしまう。子育てをしていると成長を感じることはあっても何故そうなるのか?と考えることはないので新鮮で面白かった。生まれて間もなく他者と自分を分別していること、心が発達し相手に対し思いやりを持つようになる経緯、他人や物の心の存在を意識する時期に現れる見えないお友達の存在など、驚きや目から鱗がたくさん。2013/10/15
Satoshi
3
こどもが親を親だと理解したり、生きているもの、食べるものを分類する能力はいつ頃発達するのか。結果だけではなくどんな実験をした結果、どのような事を得られたのかという事がわかりやすく書かれていて面白かった。2012/08/12