ふるさとをあきらめない―フクシマ、25人の証言

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ふるさとをあきらめない―フクシマ、25人の証言

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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103299226
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

3月11日。どこにいて、何をしていたのか? その後、何が起き、今どんな暮らしをしているのか? 被災詩人が聞き歩いた福島の声。

わかりますか?この苦しさが。この悔しさが。3月11日。どこにいて、何をしていたのか? その後、何が起き、今どんな暮らしなのか? 職場を失い、家を流され、友を亡くし、家族と離れ、放射線に怯える。絶望、悲しみ、怒り――ふるさとは、収束にはほど遠い。それでも誰かに助けられ、望みもほの見えてきた。被災した詩人に向け語られる、今なお続く一人一人の福島の現実。

内容説明

被災詩人が聞く、3・11とそれから。

目次

飯舘村に酪農家はいなくなんだぞ、おめえらに俺らの気持ちわがっか。―長谷川健一さん(58歳・飯舘村)酪農家
みんな泣きたいの。でも我慢してるんだ。―浜中順子さん(42歳・福島市)アナウンサー
居続けることが、そこに生きることなんです。―井出茂さん(56歳・双葉郡川内村)旅館経営者
自分の人生が、すべてなくなってしまったような気持ちです。―西山幸江さん(54歳・福島市)看護師
「ああ、一人沈んだ、二人やられた」―長澤初男さん(63歳・南相馬市)消防団員
仮設住宅の「仮」はあっても、人の人生に「仮」はない。―天野和彦さん(52歳・須賀川市)元避難所の責任者
最初の小さな波は、まるで生きている蛇のようだった。―志賀秀範さん(54歳・いわき市)工務店社長
この子たちのお母さん役になろう。―鈴木美砂子さん(60歳・二本松市)旅館女将
車は、9時のニュースの後、みるみる増えていった。―須藤栄治さん(38歳・南相馬市)ダイニングバー経営者
福島の場合、まだ出血が止まっていない。―吾妻雄二さん(64歳・福島市)JA新ふくしま代表理事組合長〔ほか〕

著者等紹介

和合亮一[ワゴウリョウイチ]
1968年福島生まれ。詩人。高校の国語教師。『AFTER』(思潮社)で中原中也賞受賞。『地球頭脳詩篇』(思潮社)で晩翠賞受賞。2011年3月11日、伊達市にある学校で被災。避難所で数日過ごした後、自宅からツイッターで詩を発信し続け大反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

4
福島市在住、詩人、高校教師の筆者を知ったのはツイッターで発信された「放射能が降ってます、静かな夜です」という一編の詩からです。本書は筆者が福島県の各所を回り、酪農家、漁師、旅館経営者など25人にインタビューした証言です。25人それぞれの悲しみ、悔しさ、怒り、喪失感が本書から伝わってきます。何重苦もの福島の現実を知って欲しいです。2012/02/27

けんとまん1007

3
まさに、明日、投票日。しかし、この事実が全く無視されているのは、どうしたことなのか。候補者全員が読むべき、いや、その家族も親族も読むべき本。福島に住むこと、生きることの意味がここにある。それは、ふるさとにもつながる。ごくごく、自然な当たり前の思いが綴られている。それを感じない人は、人ではない。2012/12/15

mayumi

3
マスコミや専門家ではない、一般の人へのインタビュー。震災の証言はNHKでも取り上げているが、原発問題が続いている福島の人たちの生の声がここにはあると思う。読んでいて、何度も目頭が熱くなった。電気のために原発は必要という人たちに読んでほしい。これでも原発は本当に必要なのか考えてほしい。私たちもふくしまをあきらめてはいけない。2012/07/25

ゆうゆう

2
地震、津波、原発事故の3重苦。原発事故のため、福島の人達には他の地域にない苦難が今もある。災害にあうのも大変なのに、家に近づくこともできない。ふるさと福島を想う生の声。離れた所にいる私ができることは、今すぐ何もできないから忘れない、何かできることがあったら反応するように。無用な心配をしない、風評に惑わされず正しい情報を得る。2013/10/09

kentaro

1
「この震災を経て、私たち日本人の間にはいくつもの川が生まれた。」 ー 「ここに込められているインタビューの集合体に、いつしか私の震災の日々の思考を、他者の言葉であらゆる限りに込めたいと願うようになった。自分ではなく誰かに語ってもらったものに<宿る>何かこそが真実だと確信した」2018/04/09

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